多形紅斑たけいこうはん

多形紅斑は、円形で中心の色が濃く、外側は色が薄い赤い斑点ができる病気で、目玉のようになります。多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)ともいわれます。ヘルペスウイルスやマイコプラズマ、薬剤などさまざまな原因で生じますが、原因が不明な場合も多いです。
腕、脚、手のひら、足の裏などに左右対称にあらわれます。春秋の季節の変わり目にみられるものは、若年~中年の女性に多く、2~4週間で自然治癒することが多いですが、薬剤性による場合などで、重症化して、水ぶくれができたり、粘膜にただれができたりする場合もあり注意が必要です。

多形紅斑の症例画像

監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生

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参考:
本コンテンツに掲載している皮膚疾患の一覧
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