おむつ皮膚炎は、おむつを着用している乳児や高齢者の皮膚に炎症が生じるかぶれです。
汚れたおむつを長時間着用したままにした後に発生する例が多いため、尿などによる刺激、おむつで密閉されたために起こる浸軟 などが原因と考えられています。
症状は、赤い発疹[紅斑(こうはん)]、ブツブツしたもの[丘疹(きゅうしん)]、強い痛みを伴うただれ(びらん)、真菌感染の併発(この場合は乳児寄生菌性紅斑との鑑別が必要になります) など、さまざまです。
おむつ皮膚炎の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生