水痘は、「みずぼうそう」とも呼ばれる水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、子どもに多くみられます。感染力は強く、空気感染および接触感染します。
はじめて感染すると10~21日間で軽い発熱や倦怠感があらわれ、その後かゆみの強い赤み、ブツブツが全身に広がります。ブツブツは水ぶくれになり、うんだあと、かさぶたになります。
成人では重症化しやすく肺炎や肝炎、髄膜炎や脳炎などを発症することもあります。
また、妊娠初期に感染すると流産の原因や新生児に重篤な後遺症を起こすことがあります。
水痘【みずぼうそう】の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生