マラセチア毛包炎は、マラセチアという常在するカビ(真菌)が毛包で増殖することによって引き起こされる病気です。
脂が多い皮膚、高温多湿、ジョギングのTシャツ などの環境下で、マラセチアが異常に増殖することで発症します。
胸や背中などに、毛穴に一致した赤いボツボツとした症状がみられます。症状が悪化すると、赤いボツボツが増え、膿(うみ)もみられ、かゆみを伴う場合もあります。顔にでないことでざ瘡と鑑別されます。再発することもあります。
マラセチア毛包炎の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生