梅毒(硬性下疳)ばいどく(こうせいげかん)

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌に感染することによって引き起こされる病気です。 主な感染経路は性行為とされていますが、感染者の体液や血液に触れることで皮膚の傷口などから感染する場合もあります。 梅毒の病気の進行は第Ⅰ期~第Ⅲ期の3段階で表され、発症してから時間の経過に伴いさまざまな症状があらわれるのが特徴です。 第Ⅰ期梅毒では、感染した約3週間後に感染部位の粘膜や皮膚に硬い小さめのブツブツ[小丘疹(しょうきゅうしん)]があらわれ、その後、細菌が入った部分に硬いしこりができ、次第に潰瘍化[(初期硬結(しょきこうけつ)や硬性下疳]が起こります。多くは目につきにくい外陰部にでき、痛みがないため、症状に気がつかないまま約3週間で自然になくなります。

梅毒(硬性下疳)の症例画像

監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生

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参考:
本コンテンツに掲載している皮膚疾患の一覧
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