基底細胞がんは、皮膚に生じるがんの一種で、顔面に一番多くみられる黒い腫瘍です。主な原因は、強い紫外線、外傷、放射線、やけどなどであり、皮膚を構成する基底層と呼ばれる部位にある「基底細胞」や毛根を包む組織の「毛包」に異常が生じることで発症します。 からだの表面のどこにでもできますが、顔(特に鼻の近く)にできることが多く、盛り上がったテカリのある黒色の点(青黒色、灰黒色などの場合もある)があらわれます。進行すると中央がへこみ[潰瘍化(かいようか)]、その周辺に首飾りのような形をした黒色のブツブツがみられます。40歳以上の方に多く発症し、男女差はありません。
基底細胞癌の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生
皮膚のトラブルになった時に大事なのは、専門性の高い医師に相談すること。
あなたに合った病院・医師を見つけましょう。