乾癬かんせん

乾癬は、なりやすい体質に感染症や精神的ストレス、薬剤などのさまざまな要因が加わって発症すると考えられている皮膚の病気です。皮膚の炎症を伴い慢性の経過をとります。
乾癬患者さん全体の約70~80%は尋常性乾癬です。典型的な症状は少し盛り上がった[浸潤・肥厚(しんじゅん・ひこう)] 赤い発疹[紅斑(こうはん)]の上に、銀白色のフケのようなもの[鱗屑(りんせつ)]がくっついてポロポロとはがれ落ちます。 全身のどの部位でもみられますが、主に頭皮や髪の生え際、ひじ、ひざなど比較的外からの刺激を受けやすいところに症状があらわれます。

乾癬性関節炎では乾癬の皮膚症状に加えて手や足の関節の痛み、はれなどがあらわれます。関節リウマチとよく似た症状ですが異なる病気です。日本では乾癬患者さんの7人に1人に乾癬性関節炎の症状がみられるとされています。
また、その他に滴状乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬などがあります。

乾癬の症例画像

監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生

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