化膿性汗腺炎は、毛根を包む組織の「毛包」や「アポクリン汗腺」と呼ばれる汗を分泌する組織が機能障害によって毛包に炎症が生じることで発症します。
わきの下、鼠径部(そけいぶ)から外陰部、肛門から臀部、大腿部に生じやすいです。
皮膚の表面が赤く、痛みを伴う硬いブツブツしたもの[結節(けっせつ)]があらわれ、大きくなりながら柔らかくなり、膿(うみ)を出します[膿瘍(のうよう)]。繰り返しできることもあります。また、発熱などを生じる場合もあります。
思春期以降に多く発症します。
化膿性汗腺炎の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生