色素性母斑は、褐色~黒色または皮膚の色で、平らもしくは盛り上がった形状をしています。硬い毛が生えているものもあります。1.5cmまでの小さなものは「ほくろ」と呼ばれ、多くが産まれてから発生します。
産まれたときからある1.5~20cm程度のものは「黒あざ」と呼ばれ、頭や首によくできます。20cmを超える大きさで黒色の硬い毛が生えているものは、巨大先天性色素性母斑と呼ばれ、悪性黒色腫※を生じるリスクがあり、頭痛、痙攣発作などの中枢神経症状を伴うこともあります。
※:皮膚がんのひとつ
色素性母斑【ほくろ】の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生