癜風は、マラセチアというカビ(真菌)が原因で生じる病気です。
マラセチアは正常な皮膚にも普段から生息していますが、高温多湿の環境下では異常に増えやすくなります。
胸、背中、上腕、首などに5~20mmの平らな斑点があらわれ、淡い茶色のものを黒色癜風(こくしょくでんぷう)、白色のものを白色癜風(はくしょくでんぷう)と呼びます。また、こするとフケのようなもの[鱗屑(りんせつ)]が剥がれ落ちます。通常、自覚症状はありませんが、軽い発赤やかゆみを伴う場合があります。
癜風の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生