疥癬の臨床症状

(動画および写真はマルホ株式会社提供資材『疥癬 確定診断 ヒゼンダニの見つけ方』より引用)

視診のポイント

視診のポイントは疥癬トンネル、結節、紅斑性小丘疹を確認することです。

疥癬の臨床症状

1.疥癬トンネル

疥癬トンネルは、ヒゼンダニの虫体や卵の検出率が高い部位です。
疥癬トンネルは、手、指の間、手掌、手首に多く認められます。なお、乳児・高齢者では足に認められることもあります。

疥癬トンネルは、皮膚表面からわずかに隆起し、蛇行して、白っぽく見える線状の皮疹として認められます。疥癬トンネルの長さは、ヒゼンダニが掘り始めてからの時間によりますが、多くは約5mmで、幅は約0.4mmです。ヒゼンダニが侵入した方向には鱗屑が認められ、掘り進んだ先端にヒゼンダニが住んでいます。

疥癬トンネルの症例写真

水尾徴候:wake sign

ヒゼンダニ

高齢者では、手の関節や手掌、手指のしわなどに人字型の皮疹である水尾(みお)徴候(wake sign)が認められることもあります。
水尾徴候:鱗屑が人字型(水尾型)に形成された疥癬トンネル

2.結節

結節は小豆大、赤褐色を呈し、男性の外陰部に好発します。その他、腋窩、肘頭部、臀部などに認められることもあります。
丘疹と違って、疥癬トンネルが新しい結節の表面に見つかることがあります。

結節の症例写真

3.紅斑性小丘疹(赤い丘疹)

紅斑性小丘疹は、腹部や胸部などに個々の皮疹がばらまいたように点在します。顔面や背中には少ない傾向にあります。また、丘疹からヒゼンダニが検出されるのは稀です。

紅斑性小丘疹の症例写真

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