フットケアにおける爪白癬・巻き爪治療の重要性
Vol.1 フットケアにおける爪白癬・巻き爪治療の重要性
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- 監修
- 埼玉県済生会川口総合病院 皮膚科 主任部長高山 かおる先生
日常診療の中で、高齢者や糖尿病のある方が爪白癬や巻き爪に罹患されているケースにしばしば遭遇されることがあると思います。
そのような場合、爪白癬や巻き爪は、単に爪に限局した病変にとどまらず、肥厚や変形により転倒リスクを高めたり、二次感染の温床となることが知られています。
よって、早期に治療することで下肢機能を回復させ、健康的な生活を取り戻すことで、健康や寿命に好影響を及ぼす可能性があります。
日本では、「健康日本21」という国策が推進されている中で、健康寿命の延伸に向けて歩行を基本とした日常的な運動量の増加を推進していく流れがあります。
当院でも足と爪のケア外来を設けて、積極的に足の様々な病変や爪の診療に取り組んでいます。本Webサイトでは、フットケアの視点から、爪白癬の診断や巻き爪の治療の重要性を一緒に考えていきましょう。



