ヒルドイドフォーム0.3%の製剤特徴と使い方
フォーム剤の形状
ヒルドイドフォーム0.3%は油分を含まないため、べたつきが少なく、さっぱりとした使用感のフォーム剤です。
1. 噴出した後ふくらみ、泡の形状が維持されます。
2. ガスの圧力で噴出されるため、きめが細かく、垂れにくい泡です。
3. 塗り伸ばす際、すみやかに泡が消え液状になり、さっぱりとした使用感が得られます。
使い方
① ボタンを押して噴出します。
- よく振ってから使用してください。
(よく振らずに使用すると、最後に冷たいガスが残る場合があります。) - 冷たいガスだけが噴出した場合は、使用しないでください。
- 横向きや逆さまで使用しないでください。
- FTU:口径5mmのチューブの場合、成人の人差し指の先端から遠位指節間関節の長さまで出した量を1FTU(フィンガーティップユニット)と言い、約0.5gに相当する1,2)
- 製品のキャップ大:ヒルドイドフォーム0.3%の場合、製品のキャップ大の大きさに噴出した量が約1gに相当する3)
② 手のひらを使ってやさしく丁寧に塗ります。
やさしく塗り広げてください。
- Long CC, et al: Clin Exp Dermatol, 16(6), 444, 1991(G2200108)
- 中村光裕ら: 皮膚の科学, 5(4), 311, 2006(J222020)
- 「ヒルドイドフォーム0.3%の噴出量(FTU量)の検討について」
マルホ株式会社 CMC研究部 工業化研究グループ 社内資料, 1, 2018(G2201860)
取扱い上の注意
高圧ガスを使用した可燃性の製品であり、危険なため、下記の注意を守ってください。
- 炎や火気の近くで使用しないこと。
- 火気を使用している室内で大量に使用しないこと。
- 高温にすると破裂の危険性があるため、直射日光の当たる所や火気等の近くなど温度が40℃以上となる所に置かないこと。
- 火の中に入れないこと。
- 使い切って捨てること。
高圧ガス:LPG
廃棄方法
中身を使い切ったうえで、必ず火気のない通気性の良い戸外で、容器内に残っているガスを出し切ってから廃棄してください。ガス抜き後、お住まいの市町村等で決められた方法により廃棄してください。ガス抜きの際は、身体に向けて噴出しないでください。スプレーボタン(プラスチック)は、はずして分別できます。
- ヒルドイド フォーム0.3%のご紹介
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- 製剤特徴と使い方
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- 患者アンケート結果
- 5分の動画で分かるフォームの特徴