2.かかりつけ医が診ることのできる痔
各種肛門疾患とその頻度
痔核、裂肛、痔瘻は3大肛門疾患といわれます。このうち痔核、裂肛に対しては、保存的治療がまず行われます。
痔核、裂肛の2疾患が3大肛門疾患の大半(87.7%)を占めています(図2)。したがって大部分の肛門疾患はかかりつけ医が診ることのできる疾患です。
かかりつけ医の痔の診療範囲
痔核、裂肛に対する保存的治療の効果は1~2週間で判定します。
- 効果ありの場合:保存的治療をそのまま継続します
- 効果なしの場合:専門医を紹介します
保存的治療を1~2週間行って判断するのが、かかりつけ医の痔の治療といえます。
- 痔の検査・診断
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- 1.かかりつけ医による痔の診断
- 2.かかりつけ医が診ることのできる痔