ベピオウォッシュゲルの特徴
- ベピオウォッシュゲル5%は本邦初のショートコンタクトセラピーを用法とする尋常性ざ瘡治療薬である。
- 有効成分として過酸化ベンゾイルを5%含有するショートコンタクトセラピー用ゲル剤であり、1日1回、洗顔後、患部に適量を塗布し、5〜10分後に洗い流す。
- 尋常性ざ瘡の原因菌であるC. acnesに対して、短時間(5~10分間)の反復曝露により抗菌活性を示した(in vitro)。
- 短時間(5分間)の反復塗布により角層剥離作用を示した(ウサギ)。1)
- 顔面に尋常性ざ瘡を有する患者を対象とした国内第Ⅲ相プラセボ対照試験において、治療開始12週後の総皮疹数の減少率(最小二乗平均値)は55.90%であり、プラセボ群に対する優越性が検証された(混合効果モデル※、p=0.0048、検証的な解析結果)。
治療開始12週後の炎症性皮疹数、非炎症性皮疹数の減少率(最小二乗平均値)は61.84%、52.87%であり、プラセボ群と比較して統計学的に有意な差が認められた(混合効果モデル※、p<0.05、名目上のp値)。 - 5%以上に発現した副作用は紅斑、5%未満では皮膚剥脱(鱗屑・落屑)、刺激感、そう痒、皮膚炎、接触皮膚炎(アレルギー性接触皮膚炎を含む)、びらん、皮脂欠乏性湿疹、AST増加などが報告されている。詳細は、電子添文の副作用および臨床成績の安全性の結果を参照。
※:投与群、評価時点および交互作用(投与群と評価時点)を説明変数とし、患者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定した混合効果モデル(MMRM)
- 社内資料(ウサギにおける角層剥離作用)