ファロム錠150mg・200mg・ドライシロップ小児用10%の薬効薬理
作用機序1-3)
細菌の細胞壁合成阻害により殺菌作用を示す。各種ペニシリン結合蛋白質(PBPs)との親和性は高く、特に細菌の増殖に必須である高分子PBPとの親和性が高い。
- 横田 健ら:Chemotherapy, 42(S-1), 13(1994)
- 西野 武志ら:Chemotherapy, 42(S-1), 51(1994)
- 那須 孝昭ら:Chemotherapy, 42(S-1), 72(1994)
非臨床試験1-8)
抗菌作用(in vitro)
- ファロペネムは試験管内で好気性グラム陽性菌、好気性グラム陰性菌及び嫌気性菌に対し広範な抗菌スペクトルを有した。特に、好気性グラム陽性菌のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、好気性グラム陰性菌のシトロバクター属、エンテロバクター属、百日咳菌及び嫌気性菌のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属等に対して強い抗菌力を示し、その作用は殺菌的であった。
- ファロペネムは試験管内で各種細菌の産生するβ-ラクタマーゼに安定で、β-ラクタマーゼ産生菌にも優れた抗菌力を示した。
- 井上 栄子,三橋 進:Chemotherapy,42(S-1),1(1994)
- 横田 健ら:Chemotherapy,42(S-1),13(1994)
- 那須 孝昭ら:Chemotherapy,42(S-1),25(1994)
- 永平 和広ら:Chemotherapy,42(S-1),38(1994)
- 西野 武志ら:Chemotherapy,42(S-1),51(1994)
- 那須 孝昭ら:Chemotherapy,42(S-1),72(1994)
- 岡本 清美ら:Pharma medica,15(10),135(1997)
- 那須 孝昭ら:Pharma medica,15(10),143(1997)