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ファロム錠150mg・200mgの特徴


  1. 日本で開発された世界初のペネム環を基本骨格とした経口抗生物質です。
  2. 黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、肺炎球菌、腸球菌等のグラム陽性菌に高い抗菌力を有します。さらに、大腸菌、インフルエンザ菌等のグラム陰性菌やバクテロイデス・フラジリス、アクネ菌等の嫌気性菌に対しても抗菌力を有します(in vitro1-4)
  3. ペニシリン耐性肺炎球菌に対して抗菌力を有します(in vitro3)
  4. 各種β-ラクタマーゼに分解されにくい結果が得られています(in vitro2, 5, 6)
  5. 承認時までの臨床試験において、総症例2,207例中報告された副作用は127例(5.8%)で、主な副作用は下痢55件(2.5%)、腹痛19件(0.9%)、軟便15件(0.7%)、発疹13件(0.6%)、嘔気12件(0.5%)等でした。
    また、臨床検査値の変動としては、ALT(GPT)上昇56件(3.4%)、AST(GOT)上昇36件(2.2%)、好酸球増多27件(1.8%)等が認められました。
    市販後の使用成績調査等において、総症例17,383例中報告された副作用は528例(3.0%)で、主な副作用は下痢・軟便365件(2.1%)、腹痛26件(0.2%)、発疹25件(0.1%)等でした。(再審査終了時)

    なお、重大な副作用としてショック、アナフィラキシー、急性腎障害、偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、間質性肺炎、肝機能障害、黄疸、無顆粒球症、横紋筋融解症があらわれることがあります。また、類薬でPIE症候群が報告されています。

    電子添文の副作用をご参照ください。
  1. 那須 孝昭ら:Chemotherapy, 42(Sー1), 72(1994)
  2. 永平 和広ら:Chemotherapy, 42(Sー1), 38(1994)
  3. 小林 寅喆ら:化学療法の領域, 23(11), 75(2007)
  4. 田中 香お里ら:日本化学療法学会雑誌, 52(8), 408(2004)
  5. 井上 栄子ら:Chemotherapy, 42(Sー1), 1(1994)
  6. 那須 孝昭ら:Chemotherapy, 42(Sー1), 25(1994)

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