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ブロメライン軟膏5万単位/gの臨床効果


    試験概要

    対象

    熱傷、褥瘡などの創傷面の壊死組織を有する患者203例

    投与方法

    1日1回適量をガーゼまたはリントにのばして貼付した。

    評価項目

    疾患別有効性、安全性

    疾患別有効性

    記事/インライン画像
    有効率(壊死組織除去効果)

    創傷面が清浄化し新生肉芽組織の再生が認められた場合は、使用を中止してください。

    副作用

    総投与症例203例中、72例(35.47%)に副作用が認められ、主なものは出血52件(25.62%)、疼痛33件(16.26%)、創縁のエロジオン4件(1.97%)等であった。なお、本試験では死亡例を含む重篤な副作用は認められなかった。(承認時)

    • 創辺縁部保護方法の一例
      新生した辺縁部の肉芽や瘢痕治療した部分を保護する目的で、辺縁にワセリン基剤の軟膏を周堤状に塗布し、中央部にブロメライン軟膏を使用10)
    記事/インライン画像
    創辺縁部保護方法の一例

    【使用上の注意】(一部抜粋)

    1. 慎重投与(次の部位には慎重に使用すること)
    粘膜面〔蛋白分解作用に基づく刺激作用のため〕
    2. 重要な基本的注意
    有効成分ブロメラインは蛋白分解酵素である。蛋白分解という主作用に基づいて、局所の疼痛、出血をみることがあるから、壊死組織が除去された後は使用を中止して、他の処置にかえること。
    1. 稲森 啓三ら:診療と新薬, 8(5), 967(1971)(承認時評価資料)
    2. 小川 豊ら:診療と新薬, 8(5), 971(1971)(承認時評価資料)
    3. 安富 徹ら:診療と新薬, 8(5), 975(1971)(承認時評価資料)
    4. 川田 嘉二:社内資料(ブロメライン軟膏の使用経験)(承認時評価資料)
    5. 川崎 茂喜ら:社内資料(壊死組織附着肉芽創に対するブロメライン軟膏の使用経験)(承認時評価資料)
    6. 村松 正久:社内資料(ブロメライン軟膏の焼痂除去作用)(承認時評価資料)
    7. 松本 忠夫:社内資料(ブロメライン軟膏の使用経験)(承認時評価資料)
    8. 西岡 五郎:社内資料(ブロメライン軟膏の治験)(承認時評価資料)
    9. 安西 喬ら:形成外科, 15(5), 456(1972)(承認時評価資料)
    10. 土井 秀明ら:臨牀看護, 17(13), 1975(1991)

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