壮年期・中年期の帯状疱疹

壮年期(25~44歳)・中年期(45~64歳)※はいわゆる現役世代で、職場での責任が大きくなるのに加え、家事や子育て、介護など家庭での役割も重なり、多忙な生活を送っています。
帯状疱疹がこの世代の患者さんに及ぼす影響についてご紹介します。
※ 参照:健康日本21(出典により年齢の定義は異なる)
Ⅰ帯状疱疹は労働生産性に影響を及ぼします(海外データ)
帯状疱疹患者の64%が欠勤を、76%が効率の低下を報告していました
87%の患者で労働生産性が低下しており、平均72時間の損失が報告されました

- 対象:
- カナダで2005年10月~2006年7月に皮疹出現後14日以内に帯状疱疹を発症し、治療を希望した免疫機能正常の50歳以上の患者249例のうち就労者88例
- 方法:
- 前向き多施設研究。雇用状況、欠勤(帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛により仕事から離れている時間)、効率の低下(帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛のために仕事の効率が低下した時間)とその理由などについて、組入れ時、7、14、21、30、60、90、120、150、180日後に質問票に患者が記録した。
- Limitation
- 本研究の組入れ基準を満たす患者が必ずしも研究への参加を申し出られた訳ではなく、また、研究の参加を辞退した患者の割合が記載されていない。
1) Drolet M, et al.: Vaccine. 30(12): 2047-2050, 2012より作成
Ⅱ急性期疼痛の強さは日常生活活動に影響を及ぼします(海外データ)
日常生活活動への影響を訴える患者の割合は中程度の疼痛(スコア4)では20~30%、高度の疼痛(スコア9~10)では66%以上でした

- 対象:
- 米国の4つの医療機関を受診した54~94歳の急性期帯状疱疹患者50例
- 方法:
- 対象患者に、疼痛のレベルを0(痛みなし)から10(想像できうる限り最悪の痛み)のスコアで評価するよう依頼した。
日常生活活動への影響はWisconsin Brief Pain Inventoryにより測定した(7項目のうち4項目をグラフ化)。
2) Lydick E, et al. : Neurology. 45(Suppl 8): S52-S53, 1995より作成
3) Johnson RW, et al.:BMC Med.8(37), 2010. doi: 10.1186/1741-7015-8-37. https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/



