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ざ瘡の検査・診断


ざ瘡1, 2)

ざ瘡の重症度評価

ざ瘡の重症度評価には、炎症性皮疹数(丘疹や膿疱の数の和)をもとに判定する方法と、基準写真をもとに判定する方法があります。

片顔の炎症性皮疹数に基づく判定基準

  • 軽症:0~5個
  • 中等症:6~20個
  • 重症:21~50個
  • 最重症:>50個
ざ瘡の重症度判定用基準写真
記事/インライン画像
ざ瘡の基準写真

ざ瘡の病理所見

ざ瘡に特徴的な病理所見として、脂腺肥大と毛孔性角化があります。
毛包の嚢腫状拡張、毛包壁破壊による炎症反応がみられます。

ざ瘡の鑑別診断

鑑別すべき疾患には、稗粒腫(ひりゅうしゅ)、脂腺増殖症、酒さ、酒さ様皮膚炎、紅色汗疹、顔面播種状粟粒性狼瘡(がんめんはしゅじょうぞくりゅうせいろうそう)、扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)などがあります。
十分な問診を行い、既往歴を把握することが重要です。

  1. 清水宏:あたらしい皮膚科学 第3版. 中山書店, p365, 2018
  2. 落合慈之 監修, 五十嵐敦之 編集:新版 皮膚科疾患ビジュアルブック. 学研メディカル秀潤社, p303, 2012

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