アメナリーフ

臨床成績


帯状疱疹患者を対象とした第Ⅲ相二重盲検比較試験<非劣性試験>

  • 帯状疱疹患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験(M522101-J01試験)(承認時評価資料)

試験概要

目的

帯状疱疹患者に対するアメナリーフ錠の有効性及び安全性について、バラシクロビル塩酸塩を対照に検討する。

試験デザイン

実薬対照、ランダム化(層別割付)、二重盲検、ダブルダミー、並行群間比較、非劣性、検証、多施設共同試験

対象

20歳以上80歳未満、皮疹発現後72時間以内の帯状疱疹患者

用法・用量及び投与期間

  • アメナリーフ錠1回400mg又は200mg注)を1日1回食後、7日間経口投与

  • バラシクロビル塩酸塩1回1000mgを1日3回(毎食後)、7日間経口投与

注)アメナリーフ錠200mg群は承認外用量のため、結果は未記載。

評価項目

有効性の評価項目
  • 試験薬投与開始4日目までの新皮疹形成停止率(新皮疹形成停止が認められた患者の割合)

  • 新皮疹形成停止までの日数、完全痂皮化までの日数、治癒までの日数、疼痛消失までの日数、ウイルス消失までの日数

  • 皮疹発現から投与開始までの時間別にみた投与開始4日目までの新皮疹形成停止率など

安全性の評価項目

有害事象(自覚症状及び他覚所見、臨床検査値の異常変動、バイタルサインの異常変動及び心電図の異常所見)、臨床検査値、バイタルサイン及び心電図

データの解析

主要評価項目
各群の患者の割合ならびに群間の割合の差及びその両側95%信頼区間を算出し、バラシクロビル塩酸塩群に対するアメナリーフ錠400mg群の非劣性をFarrington-Manning法をMantel-Haenszel型の調整に拡張した検定を用いて閉手順で検証した。なお、片側P 値が0.025より小さい場合に非劣性と判断することとした。層別因子は年齢(65歳未満、65歳以上)及び皮疹発現から投与開始までの時間(24時間以下、24時間超48時間以下、48時間超72時間以下)、非劣性マージンは10%と設定した。

※層別因子により調整したMantel-Haenszel型の信頼区間

副次評価項目

各項目をイベントとし、Kaplan-Meier法によりデータを要約するとともに、皮疹発現から投与開始までの時間を層とした層別Cox比例ハザード回帰分析による群間のハザード比及びその両側95%信頼区間を算出した。

サブグループ解析

年齢及び皮疹発現から投与開始までの時間が、主要評価項目の層別因子として事前に設定された。

主要評価項目投与開始4日目までの新皮疹形成停止率(FAS)

投与開始4日目までの新皮疹形成停止率は、アメナリーフ錠400mg群81.1%(197/243例)、バラシクロビル塩酸塩群75.1%(184/245例)でした。アメナリーフ錠400mg群とバラシクロビル塩酸塩群の差の推定値[両側95%信頼区間]は7.1%[−0.2~14.4%]であり、アメナリーフ錠400mg群のバラシクロビル塩酸塩群に対する非劣性が検証されました(P<0.0001)。

主要評価項目

副次評価項目新皮疹形成停止までの日数(FAS)

アメナリーフ錠400mg群の新皮疹形成停止までの日数の50%点は4日でした。

副次評価項目

副次評価項目完全痂皮化までの日数(FAS)

アメナリーフ錠400mg群の完全痂皮化までの日数の50%点は9日でした。

副次評価項目

副次評価項目治癒までの日数(FAS)

アメナリーフ錠400mg群の治癒までの日数の50%点は11日でした。

副次評価項目

副次評価項目疼痛消失までの日数(FAS)

アメナリーフ錠400mg群の疼痛消失までの日数の50%点は10日でした。

副次評価項目

副次評価項目ウイルス消失までの日数(FAS)

アメナリーフ錠400mg群のウイルス消失までの日数の50%点は5日でした。

副次評価項目

サブグループ解析投与開始までの時間別にみた投与開始4日目までの新皮疹形成停止率

アメナリーフ錠400mg群における、皮疹出現から初回投与までの時間別にみた投与開始4日目までの新皮疹形成停止率は、24時間以下が75.0%、24時間超48時間以下が82.7%、48時間超72時間以下が83.1%でした。

サブグループ解析

本試験における副作用

臨床検査値異常を含む副作用は、アメナリーフ錠400mg群で249例中25例(10.0%)、バラシクロビル塩酸塩群で249例中30例(12.0%)に認められました。アメナリーフ錠400mg群の主な副作用は、フィブリン分解産物増加5例(2.0%)、心電図QT延長4例(1.6%)、β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加3例(1.2%)、α1ミクログロブリン増加3例(1.2%)等でした。バラシクロビル塩酸塩群の主な副作用は、フィブリン分解産物増加6例(2.4%)、α1ミクログロブリン増加4例(1.6%)、下痢3例(1.2%)、尿中蛋白陽性3例(1.2%)等でした。アメナリーフ錠400mg群において、死亡例を含む重篤な副作用及び投与中止に至った副作用は認められませんでした。バラシクロビル塩酸塩群において、投与中止に至った副作用として腹痛及び肝機能異常が1例、脳症が1例に認められ、投与中止後回復しました。

【用法・用量】

  • 通常、成人にはアメナメビルとして1回400mgを1日1回食後に経口投与する。

【使用上の注意】

  • 重要な基本的注意

    • 本剤の投与は、発病初期に近いほど効果が期待できるので、早期に投与を開始すること。なお、目安として皮疹出現後5日以内に投与を開始することが望ましい。

    • 本剤は、原則として7日間使用すること。改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、速やかに他の治療に切り替えること。

    • 本剤は、悪性腫瘍や自己免疫性疾患など免疫機能の低下を伴う患者に対する有効性及び安全性は確立していない。


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