痔を引き起こす主な原因として、便秘・下痢、肉体疲労・ストレス、冷え、長時間にわたる同じ姿勢、アルコールや刺激物の摂り過ぎなどがあげられます。特に女性の場合、女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンの分泌がさかんになると、大腸において便からの水分の吸収量が増えるため、便が硬くなって便秘になりやすくなります。また、妊娠すると胎児の重みで圧迫されて肛門がうっ血しやすくなり、さらに出産時のいきみでは排便時の数倍の力が肛門周囲にかかるため、痔ができやすくなります。