診察への羞恥心や治療に対する恐怖心などから、受診することを躊躇される方は多く見受けられますが、受診した患者さんの約8割は治療に満足しています。最近はできるだけ恥ずかしさの少ない方法(服を着たまま、ベッドに横向きに寝ておしりだけを出し、布をかけてくれる側臥位(そくがい)での診察など)で診察が行われ、患者さんの負担の少ない治療法が選択されることが増えています。女性は専門医を受診することに抵抗を感じる人も多いと思いますが、女性専用の待合室があったり、女性のみが受診できる時間帯を設けている肛門科や、女性の医師やスタッフが対応する肛門科もあり、以前と比べて女性の患者さんも気軽に受診できるようになってきています。