アメナリーフ

FAQ


アメナリーフ錠の概要について教えてください。

本剤はアメナメビルを有効成分とした抗ヘルペスウイルス剤です。効能・効果は帯状疱疹で、1日1回2錠(400mg)を食後に投与していただく薬剤です。
アメナリーフ錠は新規作用機序を有し、ヘルペスウイルスDNAの複製に必須の酵素であるヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を阻害します。水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)に対して高い抗ウイルス活性を示すことがin vitroの試験で確認されております1)
また、アメナメビルは主に糞中に排泄されるため、腎機能による薬物動態への影響が小さく、クレアチニンクリアランスに基づく用量調節の必要がないこと等が特徴です。

  • Chono, K., et al.:J Antimicrob Chemother, 65(8), 1733(2010)

閉じる

(国内) 臨床試験の成績について教えてください。

国内で実施された、帯状疱疹患者に対する第Ⅲ相臨床試験では、バラシクロビル塩酸塩を対照薬とした二重盲検比較試験を行いました。
主要評価項目である、投与4日目までに新皮疹形成停止が認められた患者の割合は、アメナリーフ錠400mg群で81.1%、バラシクロビル塩酸塩で75.1%であり、アメナリーフ錠400mg群のバラシクロビル塩酸塩群に対する非劣性が認められました。
本試験における臨床検査値異常を含む副作用発現率はアメナリーフ錠400mg群で249例中25例(10.0%)、バラシクロビル塩酸塩群で249例中30例(12.0%)でした。アメナリーフ錠400mg群において、死亡例を含む重篤な副作用及び投与中止に至った副作用は認められませんでした。バラシクロビル塩酸塩群において、投与中止に至った副作用として腹痛及び肝機能異常が1例、脳症が1例に認められ、投与中止後回復しました。

閉じる

作用機序について教えてください。

アメナリーフ錠の有効成分であるアメナメビルは、ヘルペスウイルスのヘリカーゼ・プライマーゼ複合体のDNA依存的ATPase活性、ヘリカーゼ活性及びプライマーゼ活性を阻害することにより、ウイルスDNAの複製を阻害します。
なお、ヘリカーゼは2本鎖DNAを1本鎖に開裂させる酵素、プライマーゼはDNA合成の起点となるRNAプライマーを合成する酵素です。
アメナメビルは2本鎖DNAの開裂及びRNAプライマーの合成を直接阻害することでヘルペスウイルスのDNA複製を阻害し、ウイルスの増殖を抑制します1)

  • Chono, K., et al.:J Antimicrob Chemother, 65(8), 1733(2010)

閉じる

アメナメビルは宿主細胞(ヒトのウイルス非感染細胞)には影響を与えないのですか。

in vitroの試験でヒト細胞(ヒト胎児繊維芽細胞)には影響を及ぼさないことが確認されています1)
ヒトのDNA複製の際にもヘリカーゼやプライマーゼがはたらきますが、ヘルペスウイルスのヘリカーゼ・プライマーゼ複合体とそれらでは遺伝子の相同性(核酸配列の類似性)は低く、アメナメビルはヒトのヘリカーゼやプライマーゼには影響しないと考えられます。

  • Chono, K., et al.:J Antimicrob Chemother, 65(8), 1733(2010)

閉じる

食後投与とした理由を教えてください。

食事の影響を考慮した海外健康成人を対象とした試験の結果、アメナメビルのCmax及びAUCは、食後投与に比べて空腹時投与で約0.64倍及び0.52倍と減少した結果が得られました
また、第Ⅱ相及び第Ⅲ相臨床試験ではすべて食後投与の条件で実施し、本剤の有効性・安全性が確認できたことから、本剤の推奨投与時期は食後としました。

  • アメナリーフ錠200mg総合製品情報概要より

閉じる

相互作用について教えてください。

アメナメビルはCYP3Aで代謝され、CYP3A及び2B6を誘導します。このため、併用禁忌の薬剤が1剤、その他併用注意の薬剤が設定されています。

併用禁忌
【リファンピシン(リファジン)】
相互に血中濃度が低下し、本剤及びこの薬剤の作用が減弱するおそれがあります。
併用注意
【CYP3Aの基質となる薬剤 ミダゾラム、ブロチゾラム、ニフェジピン等】
これらの薬剤の血中濃度が低下し、これらの薬剤の作用を減弱するおそれがあります。
【CYP3Aを阻害する薬剤 リトナビル、クラリスロマイシン等、グレープフルーツジュース】
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあります。
【シクロスポリン】
本剤の血中濃度が低下し、本剤の作用が減弱するおそれがあります。
【CYP3A4を誘導する薬剤 リファブチン、カルバマゼピン、フェノバルビタール等、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品】
相互に血中濃度が低下し、本剤及びこれらの薬剤の作用が減弱するおそれがあります。
【CYP2B6の基質となる薬剤 エファビレンツ】
この薬剤の血中濃度が低下し、この薬剤の作用を減弱するおそれがあります。

閉じる

高齢者に投与する際の注意点を教えてください。

添付文書上では、「一般に、高齢者では生理機能が低下しているので、注意すること。(「薬物動態」の項参照)」としておりますが、特に減量投与の設定はしておりません。
第Ⅰ相臨床試験の結果では、本剤300mg群は年齢による影響を受けませんでしたが、本剤600mg群では高齢者で非高齢者よりも血漿中濃度が高く、腎クリアランスが低値でした。アメナメビルの投与量に対する尿中排泄割合は低く、腎クリアランスの低下が薬物動態全体に及ぼす影響は大きくないと考えられるため加齢による影響は小さいと考えておりますが、投薬の際には個々の患者の状態を注意深く観察してください。

閉じる

妊婦、産婦、授乳婦への投与は可能ですか。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には使用しないことが望ましいですが、やむを得ず使用する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。また、アメナメビルは動物試験(マウス)において胎盤に移行することが報告されています。〕

授乳婦には使用しないことが望ましいですが、やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせてください。〔アメナメビルは、動物実験(マウス)において乳汁中に移行することが報告されています。〕

閉じる

ページトップへ
ページトップへ
  • 製品に関するお問い合わせ
  • 0120-122834

    フリーダイヤルがご利用いただけない場合06-6371-8898

    ※9時30分~17時30分(土日祝日及び当社休業日を除く)

  • インターネットはこちらから

    お問い合わせ