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リネイルゲル10%の特徴


  1. 本剤は巻き爪治療用剤として開発された、アセチルシステインを有効成分とするゲル剤である。アセチルシステインは爪のケラチンに含まれるシスチンのジスルフィド結合を還元して開裂することで爪の微細構造に変化をもたらし、爪を軟化並びに本剤除去後に爪が再硬化することで、爪矯正具の併用による巻き爪の矯正に持続的な効果を発揮すると考えられる。
  2. 本剤は医療機器である爪矯正具(巻き爪マイスター注)等)と必ず併用することとし、巻き爪に爪矯正具を装着、爪周囲の皮膚をマスキングした後、爪甲全体に本剤適量を1回塗布し、約24時間後に水又は湯で洗い流す。
  3. 巻き爪患者79例を対象とした国内第Ⅲ相試験において、主要評価項目である本剤塗布日(爪矯正具装着日)から第8日における遠位爪幅狭小化率(以下、狭小化率)70%の達成率は、リネイル群で47.5%(19/40例)、プラセボ群で25.6%(10/39例)であり、統計学的に有意差が認められた(P=0.0439、ピアソンのカイ二乗検定)。
  4. 国内第Ⅲ相試験において、狭小化率70%を達成し爪矯正具を取り外した患者を対象に、その後の狭小化率を継続測定した結果、副次評価項目である爪矯正具を取り外した12週後(84日)までに再度狭小化率が50%以下となった患者は、リネイル群では11.1%(2/18例)、プラセボ群では60.0%(6/10例)であった。
  5. 本剤、爪矯正具ともに関連のある主な副作用として、皮膚の疼痛(5%未満)があらわれることがある。
    詳細は、電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果を参照。

注)一般医療機器として届出されており、臨床試験で用いた巻き爪を矯正するための爪矯正具(製造販売元:マルホ株式会社)

巻き爪マイスター以外の爪矯正具と併用した臨床試験は実施していない。
巻き爪マイスター

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