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2023.04.20
リネイルゲルを適切にご使用いただくために
リネイルゲルは、巻き爪マイスター等の爪矯正具を装着した爪に本剤を24時間塗布することによって爪を軟らかくし、巻き爪の矯正効果を高める薬剤です。
リネイルゲル製品紹介動画はこちら
リネイルゲルを併用した矯正治療の特徴
リネイルゲルは、巻き爪マイスター等の爪矯正具と一緒に使用する薬剤です。
- ●1週間から1ヵ月で効果が期待できます。
- ●巻き爪の再発までの時間の延長が期待できます。
- ●治療中は矯正具による爪の破損や痛みに注意が必要です。
リネイルゲルのはたらき
リネイルゲル(有効成分:アセチルシステイン)は、爪の中に浸透して一時的に組織の結びつきを外すことで、巻き爪の矯正治療をサポートするお薬です。
ケラチン(爪の組織)
アセチルシステイン
矯正具




※イラストは作用を表現するためのイメージです。
リネイルゲルと巻き爪矯正具を使った治療の経過イメージ
※リネイルゲルのみでは、巻き爪を矯正する効果はありません。
治療開始後1週間〜1ヵ月で矯正治療の効果(痛みの有無やわん曲の程度)を確認し、爪矯正具の取り外しが可能かどうか判断します。

使用ステップ
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①0日:来院 爪矯正具の装着とリネイルゲルの塗布
※医療機関で、医師または看護師が行います。- ①巻き爪マイスター等の爪矯正具が先に装着されます。
- ②マスキング剤で爪の周りの皮膚を保護し、リネイルゲルを爪に塗布します。
- ③被覆材を貼付し薬剤の漏出を防止します。
- ①巻き爪マイスター等の爪矯正具が先に装着されます。
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②翌日:ご自宅 リネイルゲルの洗浄
約24時間後に、爪矯正具は装着したまま、マスキング材および被覆材を剥がして、本剤を水または湯で洗い流します。 -
③1週間~1ヵ月:来院 治療効果の確認と爪矯正具の取り外し
治療効果が確認できれば矯正具を取り外します。爪矯正具を取り外す時期は、医師の指示に従ってください。 -
④1ヵ月~:経過観察
再びわん曲してきた時や、痛みを感じた時は、医療機関を受診してください。
爪矯正具が外れた時や、爪の割れ、痛みが出てきたなどの不具合が生じた場合は、上記ステップに関わらず医療機関を受診してください。
※紹介した爪の症状の経過は、リネイルゲルを使用した際のイメージです。
全てのケースで同様な結果を示すわけではありません。
塗布翌日までの注意点
■保護テープを剥がすまでは、本剤の漏出を防ぐため、患部を濡らさないようにしましょう。
- ●入浴はできるだけ湯船に入らず、シャワーを利用してください。
- ●その際は、ラップやビニールなどで足部を保護してください。

■塗布してから約24時間後に、保護テープを剥がして本剤を必ず洗い流してください。
- ●爪周辺や手指に本剤が残らないように、水または湯で十分に洗い流してください。
保護テープを剥がすとき・本剤を洗い流すときは、爪矯正具が外れないように注意してください。
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●保護テープを剥がすときは、指の腹側も含めて周囲からゆっくり剥がしましょう。特に、保護テープが足の指から離れるときに、爪矯正具が外れないよう手で押さえましょう。
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●洗い流すときは、患部を強くこすらないように注意しましょう。

洗い流した後の注意点
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■爪矯正具が外れないよう、必要に応じて医療用テープ等で保護してください。また、装着している爪矯正具の取り扱いに注意して生活してください。
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■医師等に指示された期間は治療継続のために爪矯正具を装着し続けてください。

下記の場合には、医療機関を受診し、医師へご相談ください。
- ●痛み、刺激や違和感、肌のかぶれ、爪の割れなどの異常が生じた場合。
- ●本剤を洗い流すまでに患部が濡れた場合。
▶︎すぐに保護テープを剥がして本剤を洗い流し、医師に相談してください。 - ●爪矯正具が外れたり、変形または破損した場合。
▶︎廃棄せず可能な限り現物をご持参のうえ、治療を受けた医療機関を受診してください。
よくある質問
- Q.1:リネイルゲルを塗って24時間までの間に水に濡らしてしまいました。
- A.1:万一、治療部位が水に濡れてしまった場合はリネイルゲルが漏出し周囲の皮膚を刺激するおそれがあるため、マスキング材・被覆材をはがして水や湯で洗浄してください。
- Q.2:リネイルゲルを塗ってから24時間までの間にテープがはずれてしまいました。
- A.2:マスキング材・被覆材が装着維持できない場合は、爪周囲の保護ができずリネイルゲルが周囲の皮膚を刺激するおそれがあるため、これらテープを外し水や湯で洗浄してください。
- Q.3:リネイルゲル治療後に爪矯正具が外れてしまいました。
- A.3:可能な限り外れた爪矯正具をご持参のうえ、治療を受けた医療機関を受診し医師へご相談ください。
