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伝染性軟属腫摘除時の疼痛緩和(第Ⅲ相試験)


    試験概要

    試験デザイン

    無作為化二重盲検比較試験

    対象

    4~11歳の伝染性軟属腫患者

    方法

    伝染性軟属腫1個に対し、ペンレステープまたはプラセボの8分割小片を1枚貼付した。それぞれ4枚ずつ計8枚を60分間(最長90分まで)貼付し、除去後、貼付部位の伝染性軟属腫を各3個摘除した。摘除後、被験者本人がプラセボの疼痛緩和効果の優劣比較判定を行った。

    有効性および安全性解析対象

    61例

    評価項目

    主要評価項目:疼痛緩和効果の優劣比較判定

    記事/インライン画像
    有効率

    副次評価項目:疼痛緩和効果のVRS評価

    安全性:有害事象、理学的検査の推移、臨床検査値の推移

    解析計画

    主要評価項目に関しては、疼痛緩和効果の優劣比較の集計を行い、有効率およびその95%信頼区間を算出し、副次的に符号検定を行った。有意水準は両側5%とした。

    ペンレステープ群の疼痛緩和効果の優劣比較判定(主要評価項目)

    ペンレステープの有効率は83.6%、95%信頼区間は71.9~91.8%であった。

    記事/インライン画像
    ペンレステープ群の疼痛緩和効果の優劣比較判定(主要評価項目)

    本試験における副作用

    安全性解析対象61例中2例(3.3%)に認められた。内訳は適用部位皮膚炎、適用部位そう痒感が各1件であった。

    用法・用量(一部抜粋)
    伝染性軟属腫摘除時の疼痛緩和
    通常、小児には本剤1回2枚までを、伝染性軟属腫摘除予定部位に約1時間貼付する。
    用法・用量に関する使用上の注意(一部抜粋)
    本剤除去後直ちに処置等を行うこと。
    川島眞ら:臨床医薬, 28(6), 489(2012)(効能追加承認時評価資料)
    [利益相反]本試験に関する費用は日東電工株式会社とマルホ株式会社が負担した。

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