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血管腫に対する皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和(第Ⅲ相比較臨床試験)


    試験概要

    試験デザイン

    多施設共同非盲検非対照試験

    対象

    顔面、体幹、四肢に血管腫を有し、レーザー治療を受ける1歳以上の患者42例
    (単純性血管腫:21例、苺状血管腫:10例、毛細血管拡張症:11例)

    方法

    ペンレステープを血管腫の面積、年齢に応じて、1歳以上6歳以下は1~2枚、7歳以上9歳以下は1~4枚、10歳以上は1~6枚を60分間貼付した。
    試験薬を除去後、貼付部位に6ショットのレーザー照射を行い、照射終了後に本剤の疼痛緩和効果を評価した。

    有効性および安全性解析対象

    有効性:29例
    安全性:42例

    評価項目

    被験薬貼付部位のVRSおよび医師評価

    ※VRS(Verbal Rating Scale):レーザー照射時の疼痛の程度により、痛くないまたはレーザー照射の感覚はあるが痛くない、少し痛い、痛い、すごく痛いの4段階で評価

    安全性:有害事象、バイタルサインの推移

    解析計画

    有効性解析対象集団を対象に被験薬貼付後のレーザー照射時の疼痛について、VRSおよび医師評価を集計した。

    VRS評価

    「痛くないまたはレーザー照射の感覚はあるが痛くない」が34.5%(10/29例)、「少し痛い」が58.6%(17/29例)で最も多く、「痛い」が6.9%(2/29例)、「すごく痛い」が0%であった。

    記事/インライン画像
    VRS評価

    本試験における副作用

    安全性解析対象42例中1例(2.4%)に適用部位紅斑が認められた。

    用法・用量に関する使用上の注意(一部抜粋)
    皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和に使用する場合、小児における本剤の貼付枚数は、体重、患部の大きさを考慮して、必要最小限にとどめること(「小児等への投与」、「臨床成績」の項参照)。
    渡辺晋一ら:臨床医薬, 29(6), 585(2013)(効能追加承認時評価資料)
    [利益相反]本試験に関する費用は日東電工株式会社とマルホ株式会社が負担した。
    著者のうち1名はマルホ株式会社の社員である。

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