治療方法の種類
- 監修:
-
- 赤坂虎の門クリニック 皮膚科 日野 治子 先生
摘除
ペンレステープ18mgを使用した摘除
- ①ペンレステープ18mgを軟属腫に貼付します。
- 1回の摘除につきテープ2枚までを、患部に応じた適切な大きさに切る
- 切ったテープのライナー(白く硬い台紙)をはがす
- 切ったテープ(透明な方)を患部およびその周囲の皮膚に密着するように貼付し、上からしっかり押さえる
-
ショック、アナフィラキシーを起こすことがありますので、貼付後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行ってください。
低出生体重児、新生児及び乳児に対する安全性は確立していません(臨床試験において使用経験がありません)。
- ②貼付約1時間後にペンレステープ18mgをはがし、直ちに摘除を行います。
-
テープを切って使用した場合、残薬は廃棄してください。
その他の治療
液体窒素凍結療法※1、硝酸銀ペースト法、ポビドンヨード塗布※2、サリチル酸絆創膏貼付※2 、ヨクイニン内服※2、シメチジン内服※2などの治療方法があります。
- ※1 伝染性軟属腫の摘除には保険適応外である。
- ※2 いずれも効能外です。
自然消退(放置)
積極的な処置は行わず、軟属腫が自然消退するのを待ちます。消退するまでには6ヵ月~5年程度※かかるとされています。
※Tyring SK : Am J Obstet Gynecol 189 : S12, 2003.