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そもそもどんな病気?皮脂欠乏症の症状

皮脂欠乏症とは

皮膚が乾燥してカサカサする、洗顔後やお風呂上りに肌のつっぱりや軽いかゆみを感じるなど、不快な症状はありませんか?その症状、もしかすると皮脂欠乏症の始まりかもしれません。

皮脂欠乏症の症状

皮脂欠乏症では、皮膚の水分が減少して乾燥がみられます。乾燥を放っておくと、皮膚が白い粉をふいたようになったり、皮膚にあるかゆみセンサー(知覚神経)が過敏になって、かゆみを感じやすくなったりします。

健康皮膚と乾燥皮膚

さらに症状が悪化すると湿疹(皮脂欠乏性湿疹)に進展してしまい、強いかゆみで夜も眠れなくなってしまうこともあります。

はじまり

症状のはじまりの写真

皮膚が乾燥し、白い粉をふいたようになり、軽いかゆみがあります。

悪化すると

悪化した状態の写真

皮膚がひび割れ、少し赤くなっています。かゆみも強くなります。

さらに悪化すると

さらに悪化した状態の写真

湿疹(皮脂欠乏性湿疹)になってしまうと、かゆみも強く、夜中に目がさめることもあります。

そうなる前に、早めに保湿剤の塗布を中心としたスキンケアをはじめることが重要です。

チェック!

症状が出やすい部位

とくに乾燥症状が出やすい部位は、皮脂の少ないひざ下(すね)や太もも、腰周り、わき腹などです。背中やむね、上腕部などへと症状が広がることもあります。これらの部位が乾燥していないか、チェックしてみましょう。

皮脂欠乏症の症状

年齢

うるおいを保つために必要な物質(皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質)が加齢に伴って減少し、皮膚が乾燥します。
また、子どもと高齢者は皮脂分泌量が少なく、皮膚が乾燥しやすい状態となっています。

病気や治療

アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気、糖尿病や腎臓などの内臓の病気、抗がん剤治療や放射線治療に伴い皮膚が乾燥することがわかっています。

季節や生活習慣

秋冬は空気が乾燥しやすい季節です。また、季節を問わずエアコンなどによる過度な冷暖房によっても空気は乾燥します。
お風呂の入り方など生活習慣によっても、皮膚の乾燥を引き起こすことがあります。