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スキンケアとは

スキンケアとは①保湿剤を塗布して、②皮膚を清潔に保つことをいいます。

保湿剤の塗布

保湿剤の塗布は、減少している「皮膚のうるおいを保つ物質」を補い、乾燥症状を改善し、低下した皮膚のバリア機能を回復して正常な状態に保ちます。皮脂欠乏症の治療の基本は、保湿剤を塗布することです。

清潔の保持

この場合の「清潔」とは、皮膚の汚れや汗、アレルギーの原因物質、細菌(黄色ブドウ球菌)やウイルスなどを洗い落とすことをいいます。

毎日のスキンケアは「皮膚の健康」を守るために重要です。正しく保湿剤を塗布し、正しく洗うことで、「皮膚の健康」を守ることを目指しましょう。

MEMO
夏のスキンケアのポイントは、保湿、清潔、紫外線対策

夏のスキンケアのポイントは、皮膚の保湿、清潔、紫外線対策です。保湿は不要と思われがちですが、実は夏も大切です。
汗は皮脂とともに皮脂膜をつくり、保湿の役割を担っています。しかし、大量の汗をかくと皮脂膜が流れてしまい、汗が皮膚を刺激し炎症が起こることがあります。そのため、汗をシャワーで洗い流す、水で濡らしたタオルでこまめにふき取るなど、清潔を心がけましょう。ただし、皮脂を取り過ぎないよう注意し、保湿剤の塗布により皮膚のバリア機能を回復して正常な状態に保つことが大切です。
また、プールの塩素や海水の塩分は、皮膚のバリア機能を低下させることがあります。プールや海からあがったら、皮膚についた塩素や塩分をすぐに真水で洗い流し、その後、保湿することが大切です。

紫外線は必要以上に浴びると皮膚の乾燥を起こしたり、皮膚の老化を早めたり、眼の病気や皮膚がんのリスクを高める可能性があります。紫外線量の多い時期(5月~8月)、時間帯(午前10時~午後2時頃)では紫外線対策も必要です。この時期や時間帯に長時間日光を浴びると皮膚が炎症を起こし(日焼け)、皮膚のバリア機能が低下します。外出する際には、日差しの強い時間帯を避け、つばの広い帽子や肌の露出が少ない服装で、屋根、パラソルの下や日陰の場所を選んで過ごしましょう。紫外線を反射しやすい白色や淡い色の衣類や、サンスクリーン(日焼け止め)を使用しましょう。サンスクリーン使用後はきちんと洗い流し、保湿することが大切です。
ただし、過度に外出を控えたり紫外線を避けたりする必要はありません。紫外線を浴びることで、骨の成長に必要なビタミンDが体の中で作られるため、適切な紫外線対策をしながら普段どおりの生活をすることが大切です。