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アトピー性皮膚炎の新規治療薬に関する日本国内でのライセンス契約締結のお知らせ

マルホ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:杉田 淳、以下、マルホ)は、AOBiome, LLC(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、CEO:トッド・クルーガー、以下、AOBiome社)が、アトピー性皮膚炎を対象として開発中のB244(開発コード)について、独占的ライセンス契約(以下、本契約)を締結したことをお知らせします。

本契約の締結により、AOBiome社はマルホに対し、B244の日本国内での開発・製造・販売を行うための独占的な実施権を許諾します。マルホはAOBiome社に一時金および今後の開発・販売の進捗に応じたマイルストンとともに、販売後は売上高に応じた段階的ロイヤルティを支払います。なお、本契約には、B244のアトピー性皮膚炎以外の疾患に対する権利を含みます。

マルホは今後、AOBiome社が日米欧で計画中の成人のアトピー性皮膚炎患者を対象とした国際共同治験(第Ⅲ相臨床試験)へ参画し、日本国内での開発を進める予定です。

B244は、AOBiome社が開発中のアンモニア酸化細菌を有効成分とする生菌外用剤です。
炎症性サイトカインであるIL(インターロイキン)4、5、13、およびそう痒誘発性サイトカインであるIL-31の抑制作用を有します1)。AOBiome社が米国で成人のアトピー性皮膚炎患者を対象に実施した後期第Ⅱ相臨床試験では、安全性ならびに皮膚症状とそう痒に対する有効性が認められています2)

マルホは、アトピー性皮膚炎の治療に対して新たな治療選択肢を提供することで、患者さんの笑顔に貢献できるよう取り組んでまいります。

注意事項このニュースリリースに含まれている医療用医薬品・医療機器に関する情報は、プロモーションや広告および医学的アドバイスを目的としているものではありません。
AOBiome, LLCについて米国マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置くライフサイエンス企業で、生菌外用治療薬B244の開発を行っています。B244はAOBiome社が特許を有する独自の外用生菌剤です。AOBiome社の詳細は、https://www.aobiome.com/をご覧ください。
アンモニア酸化細菌についてアンモニアを亜硝酸まで酸化する細菌の総称です。代表的なものとしてNitrosomonas(ニトロソモナス)属があります。
マルホ株式会社についてマルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。
創業は1915年、従業員数は1,566人(2023年9月末)です。 2023年9月期の売上高は857億19百万円でした。
「あなたといういのちに、もっと笑顔を。」をミッションに掲げ、誰もが笑顔で暮らすことのできる社会の実現を目指しています。マルホ株式会社についての詳細はwww.maruho.co.jpをご覧ください。
【参考】1)https://www.aobiome.com/aob-inflammatory-conditions-and-systemic-effects/
2)https://www.aobiome.com/press/press-releases/?y=2023
本件に関するお問い合わせ
マルホ株式会社 経営企画部 広報グループ
Tel:06-6371-8831
Email:kouhou@mii.maruho.co.jp

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