マルホレポート2023
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Maruho Report 20238,4828,1557,4169,6769,2702021202256(百万円)2018201920202023年9月期の評価 2023年9月期は、マルホ発條工業における第3次中期計画の最終年度であり、会社設立70周年という節目の年でした。 新たに策定したミッションのもと、お客さまの多様なニーズへの対応力強化に注力しました。「現場力の横展開」を掲げて、事業間の垣根を越えたものづくりを推進し、一事業部では対応できないテーマについて「アメーバプロジェクト」と題した全社横断的なチームを編成することで、技術とノウハウを結集してニーズに応えています。併せて、従業員が他事業へも関心を持てるよう、社内インターンシップによる環境づくりを進めました。今後もグループ内のリソースを融合して活用することで、新たな価値創造と事業拡大を目指します。 また、生産能力の増強を目指し、2023年6月に亀岡工場の新棟建設に着工しました。 業績については、マルホ発條工業グループ合計で売上高100億60百万円(前期比8.5%増)と初の100億円超えを達成しました。 私たちマルホ発條工業は、より良い方法を常に検討し、匠の技術も取込みながら、その時々のベストを尽くすことで安心・安全・高品質な製品を世に送り出し、お客さまのご要望にお応えしてまいりました。 職場は、従業員一人ひとりの努力・労力を高め、働きがいや成長を感じられる場と考え、確かな技術と変化を恐れない姿勢を貫き、昔ながらの手加工から最新の機器の活用まで、持てる技術を最大限駆使してスピード感のある製品提供を行ってまいります。マルホ発條工業グループ合計売上高マルホ発條工業サステナビリティレポート2024年9月期以降の取り組み 2024年9月期から3カ年の第4次中期計画で「グループ力の結集」をさらに推し進めます。グローバル市場における収益性向上、重点製品の販売拡大、設計・製造工程の標準化、加工技術のさらなる熟成、新規製品事業の創造を課題に設定しました。基本方針として「技術を磨き、事業を創る」を掲げ、メインテーマに「デジタルマーケティング(マーケティングオートメーションを活用した拡販)」「生産性改革」「技術改革」「人材育成・働き方改革」「グローバル経営構築」の5つを挙げています。 2022年12月に発表した新たな経営理念を全従業員の拠り所として事業を推進し、2026年9月期にはグローバルを含めた連結売上高125億円の達成を目指します。サステナビリティの取り組み マルホ発條工業は設立以来、常にお客さまに寄り添い、ニーズを的確にとらえた技術開発でお客さまの課題解決に貢献してきました。社会の信頼に応え続けるべく、国連グローバル・コンパクトの10原則を踏まえ、サステナブルな成長とSDGs達成への貢献を目指す経営を実践しています。 サステナビリティへの取り組みについて、従業員の理解を深めるため、2022年12月から「サステナビリティレポート」を従業員に向け発行しています。5.財務情報/会社情報10,06010,0602023精密加工技術で成長を続ける企業としてお客さまのご要望に応え続けますマルホ発條工業株式会社 代表取締役社長岩瀬 邦宏

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