マルホレポート2023
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減増増Maruho Report 20235178,7607,4162018201887,72480,71780,71780,8498,4829,6768,1558,15586,2419,270202220225.財務情報/会社情報 | 経営成績および財務分析医薬品事業の分析その他事業の分析 マルホ発條工業株式会社等のばね・医療機器部品・機械事業により、売上高は100億60百万円(前期比8.5%増)で初の100億円超えを達成、セグメント損失は1億67百万円(前期は3億25百万円のセグメント損失)となりました。 2024年9月期は、ばね事業におけるさらなる新規受注、医療機器事業における医療機器組立、ステント量産技術構築や機械事業における標準・ユニット化、生産性改革へ挑戦することにより、売上高106億円(前期比5.4%増)の増収を見込んでいます。血行促進・皮膚保湿外用剤「ヒルドイド」ヒト化抗ヒトIL-31受容体Aモノクローナル抗体「ミチーガ皮下注用シリンジ」原発性腋窩多汗症治療剤「ラピフォートワイプ」薬価改定新たな治療方法の提供新たな治療方法を継続的に提供63億73百万円(同61.9%減)(百万円)201920202021(百万円)201920202021製品名要因売上高セグメント利益売上高セグメント利益売上の増減売上高売上高86,292202310,06020232023年9月期の実績 日本国内における医療用医薬品市場では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、抗悪性腫瘍剤や免疫抑制剤等の売上が増加したことで、穏やかな回復基調で推移しました。また、その他の事業であるばね・医療機器部品・機械業界においては材料、部品価格の高騰の影響等を受けました。このような状況下、当連結会計年度における売上高は961億84百万円(前期比0.8%増)となりました。また、営業利益は62億27百万円(同62.1%減)、経常利益は69億67百万円(同53.7%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は38億66百万円(同51.5%減)となりました。862億92百万円(前期比0.1%増)100億60百万円(前期比8.5%増)1億67百万円(同1億58百万円の損失減)2024年9月期の見通し アトピー性皮膚炎、ざ瘡、多汗症、帯状疱疹を注力領域とし、効率的な資源配分と患者さん個々のアンメットニーズに真摯に応えていくことで、薬価改定等による売上高の減少を補い、成長軌道を維持していきます。2024年9月期はアトピー性皮膚炎のかゆみを対象とした抗体医薬品「ミチーガ皮下注用シリンジ」の小児への適応追加に加え、結節性痒疹への効能追加を予定しており、早期市場浸透を図るとともに、診断薬事業などの新規事業のさらなる成長により、売上高988億85百万円(前期比2.8%増)の増収を見込んでいます。経営成績

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