マルホレポート2021
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40売上高 外部顧客への売上高 セグメント間の内部売上高又は振替高計セグメント利益又は損失(△)売上高 外部顧客への売上高 セグメント間の内部売上高又は振替高計セグメント利益又は損失(△)2020年9月2021年9月80,849-80,84912,7892020年9月2021年9月8,105498,155△ 455(単位:百万円)増減額87,721287,72421,8156,87226,8749,026(単位:百万円)増減額9,0336429,6762269275921,520681■ 経営成績■ 財政状態 当連結会計年度(2020年10月1日から2021年9月30日まで)における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にある中、一部では持ち直しの動きも見られました。マルホグループが軸足を置く医薬品事業においては、薬価の中間年改定の影響もあり、市場は停滞しました。またマルホ発條工業株式会社(以下、マルホ発條工業)が手掛けるばね・医療機器部品・機械事業においても、新型コロナウイルス感染症の影響が見られました。 こうした環境の中、私たちは、人類の健康に対して質の高い貢献を行うことを使命に、長期ビジョン2011“Excellence in Dermatology~皮膚科学領域での卓越した貢献を~”のもと、更なる成長を加速すべく、第4次中期計画(2020年10月~2023年9月)の初年度の取り組みを推進しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は967億54百万円(前期比8.8%増)と過去最高を記録しました。利益面につきまして、営業利益は219億42百万円(同77.9%増)、経常利益は211億12百万円(同96.9%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は149億2百万円(同135.9%増)となり、営業利益以下の各段階利益も過去最高を記録しています。 当連結会計年度末における総資産は前期に比べ128億63百万円増加し、1,642億57百万円となりました。固定資産は減価償却費が設備投資を上回ったこと等により52億50百万円の減少になりましたが、流動資産は売上や利益が大きく増加したことにより現金及び預金や受取手形及び売掛金が増加し、181億13百万円の増加となりました。負債は、前期に比べ21億68百万円減少し、214億0百万円となりました。減少分の内訳は、流動負債の減少17億4百万円、固定負債の減少4億63百万円です。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加等により150億31百万円増加し、1,428①医薬品事業  尋常性ざ瘡治療剤「ベピオ」は治療の継続を促進する取り組みにより、血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」は、適正使用の推進によりそれぞれ売上が増加しました。抗ヘルペスウイルス剤「アメナリーフ」は、Meiji Seikaファルマ株式会社との国内コ・プロモーションが奏功して堅調に推移しました。この他、医療機器完成品事業をはじめとする新規事業も拡大基調を辿っています。以上の結果、医薬品事業の売上高は877億24百万円(前期比8.5%増)、セグメント利益は218億15百万円(同70.6%増)となりました。医薬品事業(主に医療用医薬品の製造・販売)その他の事業(ばね・医療機器部品・機械事業)②その他の事業 マルホ発條工業等については、ばね事業の自動車関連の受注が増加したほか、医療機器部品事業の海外販売および機械事業の国内外販売が好調に推移しました。この結果、当期における、ばね・医療機器部品・機械事業の売上高は96億76百万円(前期比18.6%増)、セグメント利益は2億26百万円(前期は4億55百万円のセグメント損失)となりました。 なお、上記のセグメント売上高およびセグメント利益はセグメント間取引を含む数値であり、その合計は連結損益計算書の売上高および営業利益と一致しません。億57百万円となりました。 流動比率は前期から132.6%増加して590.5%となり、自己資本比率は前期から2.6%増加の86.3%と高水準で推移しています。短期的支払能力、長期的支払能力とも十分な健全性を保っています。経営成績および財務分析

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