マルホレポート2021
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23日本・アジアに展開する総合金属部品事業低侵襲医療機器/部品事業医療機器部品事業日・米・欧を結ぶ日・米・欧に展開する医療関連機械事業マルホ発條工業株式会社コンパクトな機械設計・製造技術をベースにした高度なコンサルティング力 マルホ発條工業は現在、ばね事業、医療機器部品事業、機械事業を柱に、顧客企業の多様なニーズに最適な製品・サービスで応えています。ばね事業に関しては、国内で強固な事業基盤を構築すると同時に、Maruho Hatsujyo (Thailand)Co., LTD.(タイ)とPT. Maruho Hatsujyo Batam(インドネシア)を中核拠点とする「最適地生産」体制のもとでグローバル市場の開拓・深耕を進めています。2013年に本格的なスタートを切った医療機器部品事業では、塞栓コイルやドライブシャフトなど、患者さんの負担 第3次中期計画の初年度である2021年9月期は、「スリム&パワフル」を基本方針に、マルホ発條工業版DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを通じて、「ニューノーマル」への対応を図っています。AIやIoTなどの先端テクノロジーを活用することにより、①WEBサービスとリアルサービスの融合 ②高効率生産 ③技術開発 ④スリム・高効率・低コストな組織・体制の4つの戦略目標を追求。ばね事業においては、国内事業基盤のさらなる拡充を図るとともに、アジア市場におけるプレゼンスの向上に取り組んでいます。医療機器部品事業では、主力事業のさらなる強化に努めると同時に、ステントやマーカーコイルばね事業金属精密加工技術と機械事業が少ない低侵襲治療に使用される付加価値の高い製品を手掛けています。機械事業においては、医療用医薬品用途のPTP包装機を中心に多彩なパッケージソリューションを提案、小型包装機では国内で70%以上のシェアを有しています。 業績も好調に推移しています。2020年10月にスタートした第3次中期計画は順調に進捗し、2021年9月期のマルホ発條工業グループの売上高は前期比18.6%増の96億76百万円を達成しました。など新規事業の拡大と北米事業の強化に注力しています。機械事業では、マルホ発條工業の技術と知見を結集した「EAGLE小型共通プラットフォーム」を基盤に、製薬向けに加え製薬以外の領域の開拓に力を注いでいます。 第3次中期計画では、対象期間中に年率112%の成長を実現し、最終年度である2023年9月期に売上高116億円を達成することを目標として掲げました。現在、強力に推進している海外事業に関しては、2023年9月期に黒字化を達成する計画です。DXの取り組みを通じて「ニューノーマル」に対応

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