マルホレポート2021
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20「iniks」シリーズfacebookinstagram「カルテHD」シリーズfacebook関節鏡下肩腱板連続縫合機「itto CSP v2」コーセーマルホファーマでの会議風景instagramtwitter「iniks」公式SNSアカウント「カルテHD」公式SNSアカウント 医療機器事業については、マルホの医薬品における知見とマルホ発條工業の精密金属加工技術を融合し、両社の強みを活かした取り組みを展開しています。2020年には、マルホ発條工業の巻き爪矯正具「巻き爪マイスター」の事業をマルホが譲受。2021年4月には「巻き爪マイスター」の装着を補助するための爪角質除去ツールとして「マイスターエイド」を発売しました。「マイスターエイド」はマルホが医療ニーズを把握・分析し、マルホ発條が金属加工技術を駆使し、それをかたちにしたマルホグループならではのオリジナル製品です。 また、マルホ発條工業の子会社であったMaruho Medical, Inc.(アメリカ)を2020年に マルホでは、医薬品だけでなく、毎日のスキンケアから関わることでもっと多くの方に貢献したいという想いのもと、2014年より敏感肌・大人ニキビ向けのスキンケアブランド「iniks(イニクス)」を展開しています。「洗う」「うるおす」「守る」というスキンケアの3ステップを独自の「スキンケアトリニティー」とし、乾燥肌、敏感肌、ニキビが気になる肌など、季節や環境の変化、または気持ちの変化やストレスなどによる大人の肌トラブルに寄り添い、貢献しています。 現在、メイク落とし、洗顔料、化粧水、乳液、日焼け止め、ファンデーションといったアイテムを揃えており、今後は皮膚科医師との連携強化のもと、肌に悩む方々のニーズに的確に応え続けていきます。マルホの完全子会社としました。同社が手掛ける医療機器、関節鏡下肩腱板連続縫合機の改良版の開発を進め、主にアクティブシニア層の肩関節手術に用いられる「itto CSP v2」として発売しました。マルホでは同製品を用いた手術をアメリカ市場における標準治療として確立した後、日本での製品展開をスタートさせる計画です。 2019年7月には、日本を代表する化粧品メーカーである株式会社コーセーと、合弁会社コーセーマルホファーマ株式会社(以下、コーセーマルホファーマ)を設立。同社は医薬部外品による日ごろのお手入れや予防から、OTC医薬品によるセルフ治療まで、お客さま一人ひとりの症状や悩み、日々変化する肌状態に合わせてきめ細かく対応できるトータルケアの提供を目指しています。2020年9月にリリースした高機能スキンケアブランド「カルテHD」シリーズは、発売初年度に早くも黒字化を達成。美容系メディアでは累計40部門以上のベストコスメを受賞するなど、その優れた保湿効果と使用感の良さが高く評価されています。コーセーマルホファーマは引き続き「カルテHD」シリーズの拡充とブランド力の強化に努めていく方針です。 医療機器事業の展開セルフケア事業の展開

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