疥癬の歴史

疥癬は「ヒゼンダニ」という小さなダニが人の角質層に寄生し、人の肌から肌へと感染する皮膚疾患です。大正6~7年、昭和20~21年に大流行し、かつては貧困や戦争による栄養状態・衛生環境の悪化が集団感染の原因であったとされていました。性行為感染症の一つと考えられていますが、性行為とは関係なく感染することの多い疾患です。以前から世界的に30年(約1世代)の周期で流行を繰り返してきたといわれていましたが、最近では高齢者施設を中心に、高齢者とその介護者に発症が増え、今回の流行は30年を超えていまだに続いています。また世界的には小児に多く、日本でも小児の発症がみられます。病型には通常疥癬、角化型疥癬があります。

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