- 演者:
- 中通総合病院 小児科 科長 千葉 剛史 先生
このコンテンツは会員限定です。
マルホ会員に登録すると会員限定コンテンツをご覧いただけます。
千葉 剛史 先生 抄録
アトピー性皮膚炎(Atopic Dermatitis ; AD)は厚生労働省の2014年患者調査によると年々増加傾向にあり、その患者数の割合は乳幼児期に突出している。そのため、小児科の日常診療において本疾患を正しく診断・治療介入することは小児AD患者のQOLを改善させるために非常に重要である。小児AD治療の根幹はスキンケアとステロイド剤やプロトピック軟膏など各種外用剤を用いた寛解維持治療である。しかし医療者側は漫然と軟膏を処方すればよいわけではなく、各軟膏の性質を理解して適切な外用剤を適切な量で処方し正しい塗り方の情報提供をする必要がある。本講演ではQOL向上を目指したAD治療として、患者指導のポイントと寛解維持治療に適したプロトピック軟膏の各種データを紹介する。