- 演者:
- まい皮膚科クリニック 院長 小林 理美 先生
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小林 理美 先生 抄録
本邦では、2015年に尋常性ざ瘡に対してベピオゲルが使用できるようになり、アクネ菌の耐性化抑制を意識した治療が行えるようになった。ベピオゲルは急性期から維持期のいずれにも使用できるうえ、塗布部位や性別を問わず、軽症から重症まで幅広く使用できる薬剤である。一方で、ベピオゲルは一定の確率で乾燥や皮膚刺激といった副作用が発生するため、患者自身の判断で塗布を中断してしまい、ざ瘡治療に難航する場合もある。そのため、ベピオゲルを使用する際には患者の状況を考慮しながら、患者に寄り添った指導が必要となる。本講演では、ざ瘡治療を継続してもらうための、患者の意識を変える指導方法について、当院での診療のイメージを撮影した動画を交えながら紹介する予定である。