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ニキビケアをチェック
お子さんのニキビ治療
効果がでているのか
心配ですか?
皮膚科を受診したら、「1週間程度で治る」と誤解していませんか?皮膚科では、赤ニキビだけではなく、赤ニキビになる前の毛穴のつまり(コメド)も治療し、ニキビができにくい肌をめざします。
まずは3ヵ月を目安に治療を続けてみましょう。
小さいニキビでもくり返しているうちに、ニキビ痕(あと)が残ってしまうことも。
病院での治療は今あるニキビに対処しながら、赤ニキビになる前の毛穴のつまり(コメド)から治療してニキビをくり返しにくい肌をめざせるので、ニキビの悩みからお子さんを守るために実は近道なんです!
ただし、治療の効果を実感するには①お薬の目的にあわせて正しく塗って②治療をつづける必要があります。ニキビをよくするにはお薬による治療のほかに正しいスキンケアが欠かせません。お子さんはスキンケアが正しくできていないことも。それぞれのポイントについてみていきましょう。
皮膚科では、市販薬とは違う成分や効果を持つ薬が、患者さん一人ひとりの症状に合わせて処方されます。
コメド治療薬
ピーリング作用などで古い角質を取り除き、毛穴のつまりを改善します。毛穴のつまりをとりながら、アクネ菌などを殺菌する薬もあります。今あるニキビを改善し、続けることでニキビの再発を防ぎます。
効く症状
抗菌薬
ニキビの炎症を引き起こす原因となるアクネ菌などの増殖を抑え、今ある赤ニキビや黄ニキビを改善します。近年、抗菌薬に耐性を持つアクネ菌が増えているため、使用期間は長くても3ヵ月までが目安とされています。
効く症状
※症状によってはコメド治療薬が処方されないこともあります。
※治療の経過には個人差があります。
治療を続けたときのイメージ
ニキビ痕(あと)が残ると病院での治療でも治すのが難しくなります。ニキビが悪化しやすい、少なくとも思春期の間はニキビ治療をつづけることがニキビ痕を残さないための近道です。
コメド治療薬の塗り方のポイント
ニキビをくり返さなくなり、効果を実感するためには、赤ニキビになる前の毛穴のつまり(コメド)を治療する必要があります。毛穴のつまりは目に見えないものを含めると顔全体に存在します。刺激症状になれてきたら、目のまわりや唇、傷口をさけて顔全体に塗りましょう。
コメド治療薬の刺激対策
多くの場合、赤み、皮むけ、乾燥などの刺激症状がしばしば現れます。使い始めの1~2週間以内に現れ、少しずつ軽減されていきますが、刺激症状が現れたら、対策を行うことで多くの場合、徐々に刺激を感じる頻度は減っていきます。自己判断で中止せず、医師・薬剤師へ相談しましょう。
刺激が現れたときの対策の一例
ニキビ治療中のスキンケア
ニキビの悪化を防ぐためには、スキンケアも大切です。
自己流のケアを見直して、正しいスキンケアでニキビを予防しましょう。
洗顔方法
ニキビケアにおいて、洗顔で過剰な皮脂や汚れを落とすことはとても大切です。ただし、洗いすぎるのはNG。洗顔は朝晩1日2回、洗浄料を十分に泡立て肌をこすらずに洗い、ぬるま湯でやさしくすすいでください。すすぎ残しがないように注意しましょう。
スキンケア化粧品・
メイクアップ化粧品の選び方
毛穴がつまりにくいことが確認されている「ノンコメドジェニックテスト済」と表記されているもの、低刺激な製品を選びましょう。清潔なメイク道具を使用することも大切です。メイクによる毛穴のつまりは、ニキビ悪化の原因になります。帰宅したらすぐにメイクを落としましょう。
ニキビの原因になる食品や、逆にニキビを治す食品については、科学的に証明されたものはありません。
しかし、健康のためには1日3食の規則正しい食生活を心がけ、脂質と糖質を控えめにしたバランスの良い食事を摂ることが大切です。二キビや吹き出もの対策に必要な栄養素、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCは積極的にとりましょう。
ニキビ対策として
取り入れるとよい食事・食品*
*特定の食品がニキビを改善または悪化させると言う根拠はない。
水野惇子、足立香代子.Visual dermatology 7(4),411-413,2008
まずは3ヵ月、治療を続けて
ニキビができにくい肌を
めざそう
症状がよくなったと自己判断で治療をやめると、ニキビが再発することがあります。
赤いニキビだけでなく、赤ニキビになる前の毛穴のつまり(コメド)の治療を続けることで、ニキビができにくい肌をめざしましょう。
※治療を続ける期間は、医師の指示に従ってください。
※症状によってはコメド治療薬が処方されないこともあります。