口唇ヘルペスは「熱の華」ともいわれる、
ありふれたウイルスによる感染症です。
⼝唇ヘルペスは、唇やその周りに軽い痛みを伴う⽔ぶくれができる病気です。
「熱の華」ともいわれ、⾵邪や発熱、疲れやストレス、
生理前などで免疫⼒が落ちている時に症状がでます。
最初に唇にチクチク・ピリピリという違和感があった後、痛みを伴う⽔ぶくれが数個でき、
3〜5⽇程度でかさぶたになって治る、という経過をたどります。
⽔ぶくれなどの症状がでている時期は、
直接触れたり、唾液などから他⼈にうつしてしまうリスクがあるので、
チクチク・ピリピリという違和感があったらすぐに対処することが⼤切です。
自分の症状が口唇ヘルペスなのか知りたい方はこちらも
⼝唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスによる感染症です。
単純ヘルペスウイルスはありふれたウイルスで、
成⼈の半数以上の⽅が、⼦どものころにすでに感染していると⾔われています。
感染の際、多くの場合は症状はありません。
免疫力が落ちた時にウイルスが活動しはじめ、皮膚表⾯にまで広がると、
⼝唇ヘルペスの症状が出ます。
⼝唇ヘルペスの症状が治まっても、
ウイルスは⽣涯にわたって体の中(神経)に潜伏します。
⼩さな傷から侵⼊し、⽪膚で増殖して、神経を通って神経節に到達、その後潜伏します。
健康な時は、ウイルスは免疫⼒で抑えられて神経節にとどまります。
免疫⼒が低下すると、再活性化したウイルスが神経を伝わって⽪膚に到達し、症状がでます。
口唇ヘルペスの再発には、前兆があります
忙しい時や寝不⾜、試験や仕事などでストレスを感じた時、
⾵邪や発熱、生理前などで免疫⼒が落ちている時に、ウイルスが活性化し、再発します。
調査方法:Webアンケート調査
調査対象者:口唇ヘルペスを認知・罹患している366名
調査実施日:2019年10月
調査主体:マルホ株式会社
体の中(神経)に潜伏している単純ヘルペスウイルスを排除する⽅法は、残念ながらありません。
しかし、適切な治療や⽣活の⼯夫で、⽔ぶくれなどの症状を軽減したり、
症状が出ずにすむ場合もあるので、治るまでの期間を短くすることができます。
また、年齢や⽣活環境によって再発頻度が変わってくることがありますので、
⼝唇ヘルペスとうまく付き合っていく⽅法を⾒つけることが⼤切です。