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事業報告

第71期(2019年10月~2020年9月)の事業概況

マルホグループは、長期ビジョン2011“Excellence in Dermatology~皮膚科学領域での卓越した貢献を~”の実現に向け、第3次中期計画(2017年10月~2020年9月)に引き続き、新たに第4次中期計画(2020年10月~2023年9月)を立案し、6つの戦略の柱「グローバル市場を見据えたプロダクト創出」「選ばれ続ける製品・工場」「患者さんの声を反映した質の高い情報提供」「グローバルでの製品価値提供プロセスの構築」「マルホグループの強みを活かした事業領域の拡大」「さらなる成長を支える経営基盤」を中心に取り組んでまいります。

研究開発活動

研究開発活動におきましては、医療ニーズを深く理解するために学際的な議論を繰り返すことで、患者さんの視点に立った医療上意義のある製品を生み出してまいります。当社グループは、患者さん目線に立った独自の製品を創造する研究開発を行っております。湘南アイパークに新たな研究拠点であるマルホ湘南イノベーションラボを2019年11月15日付で設置し、皮膚科学領域の研究開発におけるイノベーションを加速してまいりました。開発の状況は、以下のとおりです。

  • M5120Bは、表在性皮膚感染症を対象とした第Ⅲ相試験を終了しました。
  • M7040Bは、頭部の湿疹・皮膚炎を対象とした第Ⅲ相試験を終了しました。
  • M1210は、爪矯正具の併用による巻き爪の矯正を対象に、第Ⅲ相試験を実施中です。
  • M1220は、丘疹膿疱型酒さ又は酒さの炎症性皮疹を対象に、第Ⅲ相試験を実施中です。
  • M5220Bは、再発型単純疱疹を対象に、第Ⅲ相試験を実施中です。
  • M5250は、アトピー性皮膚炎に伴う痒みを対象とした第Ⅲ相試験(成人)を終了し、小児を対象に、第Ⅲ相試験を実施中です。
  • M5250Bは、結節性痒疹を対象に、第Ⅲ相試験を実施中です。
  • M6060は、腋窩多汗症を対象に、第Ⅲ相試験を実施中です。

生産活動

品質確保と安定供給に取り組み製薬企業の使命と責務を果たし、患者さんのニーズに沿った多様な包装に対応できる充填包装設備を実現してまいります。

  • 2020年03月19日付で、株式会社ローマン工業の株式取得を完了し、子会社化しました。

医薬情報・販売活動

販売活動においては、患者さんや医療従事者が求める情報を、デジタルを活用するなど、より適切な手法で提供・収集することで、患者さんの治療満足度のさらなる向上を目指してまいります。

  • 2019年12月2日付、中外製薬が保有する尋常性乾癬等 角化症治療剤「オキサロール®軟膏25µg/g」「オキサロール®ローション25µg/g」および尋常性乾癬治療剤「マーデュオックス®軟膏」の権利の承継が完了しました。
  • 2020年4月1日付、マルホは、マルホ発條が製造販売元である巻き爪矯正具「巻き爪マイスター®」の事業を譲受し、医療機器事業部を新設しました。
  • 2020年9月16日、マルホとコーセーの技術・知見を結集して誕生した高機能スキンケア『カルテHD』を発売しました。

海外事業活動

海外事業活動においては、新型コロナウイルス感染症に留意しながら、関係会社等と協業のもと、製品価値最大化や事業拡大を目指してまいります。
また、マルホ発條工業株式会社におきましては、アジアでのばね事業の拡大、日米協業での医療機器部品事業の新規展開、及び非製薬企業への機械事業を展開してまいります。

特徴

皮膚科領域と外用剤に特長を持つ医療用医薬品メーカーです。

事業別の売上高比率(医療用医薬品vsその他)

 事業別の売上高比率(医療用医薬品vsその他)

(2020年9月期)

疾患領域別売上高比率(医療用医薬品)

診療科別売上高比率(医療用医薬品)

(2020年9月期)

剤型別売上高比率(医療用医薬品)

剤型別売上高比率(医療用医薬品)

(2020年9月期)

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