Maruho Report 2024
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将来の成長に繋がる研究開発力の強化と開発パイプラインの獲得皮膚科学領域を中心とする医療用医薬品を、未だ満たされないニーズに寄り添って研究・開発しています。グローバルに通用する新しい医薬品の創出を目指し、開発パイプラインや研究開発リソース、市場環境、アンメットニーズを俯瞰した最適なポートフォリオマネジメントに努めています。スピードと価値向上を意識した試験計画を立案・プロダクト創出バリューチェーン基礎研究2024年9月期の取り組みと主な実績戦略の重点テーマ研究開発ポートフォリオマネジメントの強化開発の企画力とマネジメント力の向上戦略的・能動的なライセンス活動候補Phase*1プロジェクトの創出・獲得力強化グローバル展開の新たな一歩の踏み出し3.価値創造の戦略 | 研究開発・事業開発*1 臨床開発の相における前期第Ⅱ相試験以前● 皮膚科学領域でマルホが将来有すべき製品ポジショニングを策定、現状の製品ポジショニングとの● 研究活動における注力領域の設定● アトピー性皮膚炎に伴うそう痒(小児)・結節性痒疹に対する抗体医薬品「ミチーガ皮下注用バイアル」の承認取得● 提携会社との協業によるグローバルプロジェクトの推進● 製品価値向上を目指したトランスレーショナルリサーチの推進● アトピー性皮膚炎を対象とした新規治療剤について、AOBiome, LLCとの独占的ライセンス契約締結● 海外拠点(アメリカ・ドイツ)との連携による導入候補品の探索活動の強化● アライアンスの多様化を受けたアライアンスマネジメント体制の強化● 研究企画推進部を設置し、早期開発パイプラインの拡充と推進に向けた活動の強化● 開発品の社会実装を見据えて戦略立案・意思決定を実施する体制整備● 中国子会社「玛路弘医药科技(北京)有限公司(英語名:Maruho Pharmaceutical Technology (Beijing) Co., Ltd.)」を設立し、中国事業戦略の実行に着手● 抗ヘルペスウイルス剤「アメナメビル(一般名)」のASEAN10カ国での事業化権利をシンガポールのギャップ分析を行いながらの開発導入および研究開発の推進Hyphens Pharma Pte. Ltd.に導出し、事業化準備を開始:注力ポイント実行し、医薬品の適正使用につながるバイオマーカーの特定や、適正使用に資する非臨床・臨床データの取得に注力しています。また、独自の外用剤製剤化技術の創出にも取り組んでいます。製品開発に加え、医療ニーズに基づいた新領域での事業戦略や、案件の価値最大化を見据えた提携戦略等の立案・推進も続けています。主な実績研究研究将来の成長を支える開発品目の創出・獲得開発開発これまでの成長を支えてきた後期開発機能のさらなる向上承認Maruho Report 202423研究開発・事業開発

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