マルホレポート2023
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3.価値創造の戦略 | 中期計画の進捗1 診断薬2 医療機器「巻き爪をガマンしないで!PROJECT」始動 巻き爪は、疾患認知度が低く、痛くても我慢されがちな疾患です。疾患啓発の一環として、マルホは「巻き爪をガマンしないで!PROJECT」を2023年7月に始動しました。マルホは医療用医薬品に加えて、医療用医薬品以外の製品(診断薬、医療機器、化粧品など)・サービスを通じ、未病から診断・治療・予防・アフターケアまで、皮膚の悩みに寄り添った新たな価値の創造に挑戦しています。「巻き爪をガマンしないで!PROJECT」ウェブサイト画面皮膚疾患を中心とした体外診断用医薬品市場の開拓と深耕に挑戦しています。「デルマクイックHSV」を発売 単純ヘルペスウイルスの抗原検出キット「デルマクイックHSV」を2023年2月に発売しました。単純ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)というウイルスによる感染症で、再発を繰り返すのが特徴です。発症すると赤みのある小さな水疱とピリピリとした痛みを生じ、患者さんの心身に負担をかけます。単純ヘルペスの治療には早期の投薬が重要であるため、外来などで診断可能な簡便かつ迅速な検査が求められます。「デルマクイックHSV」は、水疱から検体を取って5〜10分で判定でき、適切な診断を補助します。「デルマクイックHSV」に引き続き、皮膚疾患の新規技術の導入等を通じて、適切な診断や治療に貢献する製品の開発を目指します。ニーズの収集と製品開発・改良を行い、患者さんのさらなるQOL向上を目指しています。「リネイルゲル」を発売 マルホは巻き爪矯正を補助する医療用医薬品「リネイルゲル」を2023年4月に発売しました。爪が内側に巻き込んで痛みや炎症を伴う「巻き爪」。矯正具による治療には通常3〜6カ月を要しますが、「リネイルゲル」を併用することで治療期間を短縮するともに、矯正具を外した後の矯正効果の維持も期待できます。 自社製造販売の矯正具「巻き爪マイスター」と併せて、巻き爪に悩む患者さんの治療に貢献しています。「リネイルゲル」一人ひとりの肌の悩みに寄り添い、毎日のスキンケアに、新たな提案を行っています。「カルテHD」新アイテム3品を発売 コーセーマルホファーマ株式会社が展開する医薬部外品の高機能スキンケアブランド「カルテHD」から「肌あれ バランスケア」アイテム3品を2023年3月に発売しました。従来の高保湿にニキビ予防の機能を加え、乾燥と皮脂の両方に悩む方々のスキンケアを応援しています。「アドバンスバリア デイエッセンス」人気雑誌で賞を受賞「iniks(イニクス)」ブランド新商品 肌悩みと向き合う医療現場の声から生まれたスキンケア化粧品ブランド「iniks(イニクス)」。2023年3月に発売した紫外線から敏感肌を守る日焼け止め美容液「アドバンスバリア デイエッセンス」が高い評価を得ています。「LEEベストコスメ2023上半期」の「日焼け止め大賞」をはじめ、複数の人気雑誌から賞を受けました。アドバンスバリア デイエッセンス「デルマクイックHSV」「肌あれ バランスケア」アイテム3品マルホ化粧品サイト「スキン&ビューティ インフォメーション by maruho」Maruho Report 2023293 化粧品医療用医薬品以外の事業活動

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