マルホレポート2023
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*1 Direct to Consumerの略で、一般消費者に向けた直接的な医薬品広告を指す *2 出典:医師版マルチメディア白書2023年夏号(MCI DIGITAL)*3 臨床試験において、患者さん自身が主観的な判定で評価する方法・指標。元の語はPatient Reported Outcome(PRO)3.価値創造の戦略 | 中期計画の進捗 マルホは、製品や疾患に関する適切な情報を、地域特性に応じてさまざまな方法で提供・発信しています。医療関係者、皮膚に悩みを持つ方とのコミュニケーションを通じて得られる情報を、製品開発はもちろん、患者さんごとの最適診療につながるツールや仕組みの提供などに役立てています。また、求められる情報やアンメットニーズを把握し、臨床試験などのエビデンスをもとに、医療課題の特定、治療法や製品の有効性・安全性に関する新たな知見・価値を生みだしています。 国内屈指の充実した体制で、適正使用の促進や疾患に関する正しい知識の発信によって、医療への貢献と患者さんのQOL向上を常に目指しています。2023年9月期の取り組み戦略の重点テーマ患者さん、医療関係者との双方向コミュニケーションを質・量ともに高めるアクション地域特性を踏まえた情報提供に特化した「皮膚疾患エリアリーダー」と特定の疾患に対する専門的な情報提供に特化した「領域メディカルスペシャリスト」による、情報提供の進化エビデンスに基づいた製品情報の発信と臨床試験などのデータに基づいた新たな価値創出● 地域特性に合わせた疾患啓発活動(エリアDTC*1)をSNS中心に展開● アトピー性皮膚炎の患者さん向けに、かゆみ治療をサポートするLINE公式アカウントを開設● 酒さ(赤ら顔)に悩む患者さんのための、酒さ治療の総合情報サイト「酒さナビ」を公開● 個別化医療・標準医療の高度な提案を目的に、目指すべき皮膚疾患エリアリーダーを認定● 地域医療への貢献を目指し、皮膚科医師と在宅医療医師への面会・エリア講演会を実施● 大阪府と「在宅医療推進に係る連携・協力に関する協定」を締結● 医療関係者向けサイトに「ラピフォートワイプ」「ミチーガ皮下注用シリンジ」「ロゼックスゲル」 ▶皮膚科医師が、製薬企業ウェブサイトの安全性関連情報で“最も評価している企業”とし● エビデンス創出活動において、研究企画段階からクイックアンケートやSNSを用いて患者さんの声を集めることでリサーチクエスチョンの精度を高めたほか、患者報告アウトカム*3を評価項目として採用。論文を16件公表、学会発表を9件実施する制度の運用を開始発売後の副作用件数等を公開し、治療計画や副作用発現時等に即応する仕組みを構築て評価*2* 皮膚科学領域を読む・知る・学ぶナレッジサービスMaruho Report 202327主な実績マルホが医薬情報担当者(MR)を通じて情報提供を行う国内の皮膚科医師数10,000約マルホWeb会員*に登録する医療関係者数 累計約36,000名名営業・マーケティング/メディカル一人ひとりの皮膚の悩みに寄り添う情報収集・提供体制の構築と進化

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