マルホレポート2023
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Maruho Report 202320ではないと思えると安心できます。 それから、正しい理解や知識、有効な治療につながる“情報”も重要です。私は、娘の治療が対症療法でしかなく、生活環境に気を配っても治らないことに悩んでいました。 そんな中で出会った主治医から、食物アレルギーには、まず、スキンケアが大切であることを教わりました。その後、ボランティアで乳幼児健診を手伝った時に、湿疹のある赤ちゃんをたくさん見ました。そこで保健センターの方と、乳児湿疹をしっかりと治療することで食物アレルギーを防げるのではないかと話し合うようになりました。専門医にも協力していただいて始めたのがスキンケア講習会です。産前産後から保健センターが知識・情報を伝えて、育児を応援してくれる。保護者の皆さんにとって本当に大切なことだと思います。2004年に立ち上げた大阪狭山食物アレルギー・アトピーサークル「Smile・Smile」は、こうした活動を通じ、「アレルギーを“治す”」ということを最大の目標としています。 「Smile・Smile」は、アレルギーやアトピー性皮膚炎のお子さんを持つ保護者のためのサークルです。でも私は、その先にある、“患者団体を必要としない社会”を目指しています。相談できる場所がどこにでもあって、どこからでも同じ情報を得られ、同じ医療を受けられる。患者さんに寄り添ってくれる人たちを、自治体や国が守ってくれる。患者さんの孤独や不安に皆が気付いて、いろいろなところで守り合えるような体制ができていけばと思います。 患者さんは、製薬会社と直に接することも少なく、その活動内容にも詳しくありません。私自身、家族と医師だけでアレルギーと闘っている気でいました。でも、医師の向こうには、薬をつくる製薬会社の活動があると理解した瞬間、とても心強く感じたことを覚えています。治療に必要な情報を提供してくれる人、薬をつくってくれる人、その薬を研究してくれる人…と、製薬会社の多くの人とつながっているとわかってきて、治療を頑張ろうとあらためて強く感じました。 マルホさんに期待することは、まず情報提供です。例えば保湿剤は、きちんとした塗り方をすると、1カ月で肌の質が全く変わってきます。講習会でも保湿やスキンケアを重視しているのですが、もっと多くの人に、薬の適量や適切な使い方を知ってもらいたいなと感じています。マルホさんにもぜひ、医療関係者などを通じて、こうした適切な情報発信にさらに協力いただけることを願います。 もうひとつは、ぜひ私たちと一緒に、患者さんの応援団になってもらいたいということです。製薬会社も、医師や薬剤師も、皆さんが患者さんの応援団になって、今をよりよくするというゴールを一緒に目指してもらいたいなと考えています。2.価値創造の展望社会に求めるものとマルホへの期待

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