マルホレポート2022
24/56

グローバル展開COLUMN22(左から)事業開発部(Maruho Medical Inc.出向)  鈴木一弘、殿村陽平アメリカ2013年に出資したパートナーである Biofrontera AG(ドイツ)の関連会社 Biofrontera Inc.(アメリカ)が皮膚感染症治療薬「Xepi」、日光角化症治療薬「Ameluz」を販売しています。現地パートナーである北京国仁堂医薬科技発展有限公司およびその子会社が2020年より販売している経口用ペネム系抗生物質製剤「Farom Dry Syrup」は、2021年に中国の国家医療保険償還医薬品リストに収載されるなど、現地市場で高い評価を獲得しています。中国パイプラインの強化・充実を目的として、ドイツ、アメリカに事業開発拠点を置き、海外でも多彩なライセンス活動を行っています。アカデミア・研究機関・スタートアップ・ファンドなど、複数の機関とネットワークを構築し、海外展開のための土壌を着実に築いています。XepiAmeluzFarom Dry Syrupアメリカでの活動風景マルホは、日本でこれまでに培ってきた技術力と情報提供力を活かして、海外のパートナーとの協業により製品価値を最大化し、日本にとどまらず、健康を求める患者さんに対する質の高い貢献を目指しています。 第4次中期計画では「グローバルでの製品価値提供プロセスの構築」を重要なテーマのひとつとしています。マルホの情報提供力を活かして現地パートナーと緊密に連携し、アメリカおよび中国市場における製品価値の最大化と事業拡大に取り組んでいます。 同時に、世界を舞台に活躍する人材の育成に向けて、アメリカや欧州に駐在員を派遣。今後はさらに人員を増やし、パートナーとの緊密な関係のもと、グローバル市場の一層の深耕と事業基盤の拡充に注力していきます。中長期的にグローバルで発展するためにマルホの強みを活かして海外のパートナーと協業グローバル市場における製品価値提供プロセスの構築

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る