マルホレポート2021
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マルホグループマルホと代表的な医療用医薬品02195019902002マルホ発條工業株式会社1952年、マルホ内に「発條部」として発足、1954年に株式会社化。ばね、医療機器部品、機械の3つの事業を軸に、金属精密加工技術、コンパクトな機械設計・製造技術をベースにした高度なコンサルティング力により、自動車をはじめとする日本の基幹産業、さらに発展を続ける医薬品・医療機器産業の分野などでお客さまのご要望にお応えしています。マルホ株式会社 1915年、創業者 木場栄熊によって大阪・道修町に薬の製造と卸を兼ねた「マルホ商店」として創業。当初は、海外の優れた医薬品を導入し、日本で製造販売する医薬品事業を通じて、人々の健康とよりよい暮らしに貢献してきました。1965年に現在のマルホ株式会社に改名。近年は、皮膚科学領域に特化した戦略に取り組むことで、医療関係者や患者さんから信頼される企業へと進化を遂げています。 マルホという社名は、1915年に日本代理店契約を結んだアメリカの製薬会社マルフォード社(現メルク・アンド・カンパニー)の名前に由来します。こ ば えいくま1954年-凝血阻止血行促進剤ドイツのルイトポルド・ウエルク社より輸入。当時は整形外科疾患や外傷性疾患の治療に使用されていました。マルフォード社外観ばね事業医療機器部品事業機械事業機械事業1998年-2017年経皮吸収型・気管支拡張剤「ホクナリンテープ」世界初の貼付型長時間作用性気管支拡張剤として発売。整形外科・外科領域での飛躍外用剤に特化外用剤ブランドの確立と皮膚科学への展開1922年-1977年喘息治療注射剤「アストモリジン」「ヒルドイド(現ヒルドイドクリーム)」発売ドイツのドクトル・カーデ社より輸入。後のマルホブランドの確立につながる中核製品となりました。木場栄熊*2007年、皮膚科学領域に特化したマルホの独自性ある戦略が評価され、優れたビジネスモデルに贈られる「ポーター賞」を受賞しました。1965年-痔疾治療剤「強力ポステリザン(軟膏)」日本初の使い切りタイプの痔疾治療剤。清潔で使いやすく、今もなお患者さんに処方されています。整形外科疾患の腫れを軽減し、痛みを和らげる日本初の薬として多くの医師に重用されました。1968年-2006年経皮複合消炎剤1984年-1993年関節軟骨保護剤「アルテパロン」「モビラート軟膏」整形外科領域での新薬として、膝の痛みや水がたまる変形性膝関節症に対する注射剤として発売。ポーター賞*マルホグループは、医療用医薬品、診断薬、医療機器、セルフケアなどの多様な事業を展開する各社の自立的な経営と専門性を重んじるとともに、グループ各社と技術・ノウハウで共創しながら、誰もが笑顔で暮らすことのできる社会の実現を目指しています。1915マルホグループのあゆみ

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