マルホレポート2021
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21皮膚疾患医療用医薬品以外の活動/経営基盤「VUCA」(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)という言葉が象徴するように、現代社会を取り巻く環境は急激かつ不可逆的に変化し、予測困難な状況で推移しています。なかでも、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、働き方を含めた私たちの生活様式を大きく変えました。マルホは企業価値の最大化に向けて挑戦し続けるため、産業と社会の変化に柔軟に対応し、全従業員が自律的に、創造的に、生産的に働くことができる経営基盤の確立に取り組んでいます。社内外とつながって成果を出す仕事を楽しむ効率的に働く自律的・自発的に行動する 第4次中期計画における新たな挑戦を成功させ、マルホが今後も着実な成長を続けるには、人材や風土といった経営基盤の強化が欠かせません。マルホは「さらなる成長を支える経営基盤」を戦略目標に掲げ、すべての従業員の自律のもと、創造性を発揮し、生産性を向上させる取り組みを進めています。 マルホは、2020年に顕在化した新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、それまでも取り組んできた働き方改革をさらに加速させました。2020年6月に「ニューノーマルにおける新たな働き方検討プロジェクト」を発足、“ニューノーマル”の時代に即した新たな働き方に関する全社方針を策定しています。同プロジェクトでは、“創造性の発揮”、“生産性の向上”、“社員の自律”、そして “マネジメント力の強化”を狙い・課題とした4つの働き方コンセプト「どこでもワーク」「みずからワーク」「つながるワーク」「いきいきワーク」を掲げました。具体的には、在宅勤務の推奨、業務の効率化を目的とした各種申請フローのペーパーレス化、従業員の自律の促進を目的とした社内公募制度のリニューアルと1on1ミーティングの推進、年代別のキャリア研修などを実施しました。 また、ワークライフバランスを実現するため、柔軟な働き方を目的とした既存の取り組みに加え、生産部門における時間単位の有給休暇取得制度の導入などを推進しています。(▶︎「マルホの共創 -社会-」(P.29)参照) また、これらの取り組みをさらに発展させるため、職場ディスカッションを実施して、本プロジェクトをさらに促進する取り組みについて部署単位で意見交換を行っています。マルホは引き続き、従業員の意見や考えを積極的に取り入れつつ、「新しい働き方」の実現に邁進していきます。「次の成長」を支える経営基盤新しい働き方を提案する「ニューノーマルプロジェクト」経営基盤“創造性の発揮”につながるニューノーマル

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